〇現行犯逮捕の要件(4)(刑事訴訟法)

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お二方、ありがとうございました。

お礼日時:9/16 23:35

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現行性が要求される趣旨は、逮捕者にとって、特定の「犯罪」が終わったばかりの生々しい状況を認識し得るからである。 通常、時間の経過や現場からの離隔に伴い、その生々しい状況は喪失していくから、逮捕者をVの父のみと考えれば、犯行と逮捕に20分、約8キロメートルの離隔があれば、Vの父にとってはもはや生々しい状況は喪失し、現行性はとうてい認められない。 もっとも、東京高裁平成17年11月16日判決は、本問に類似した事案(※本問の事例はそれを意識したのですか?)において、女子高生が自分の代わりに父親が犯人を逮捕してくれることを望んで、父親に逮捕の機会を与えるべく犯人の特徴を知らせ、父親も犯人の特徴に合致する男がVに付きまとうのを現認し、その間もVと連絡を取り合っていたという事情の下では、実質的な逮捕者はVと父親であるとした。(父親がVの手足となって共同逮捕したといえる。) そうすると、逮捕者の一人であるVからみれば、犯行時からずっと甲から付きまとわれ、ずっと甲の人相・服装を確認し続けており、甲を見失うことはなく、また甲もVから離れることはなかったのだから、甲の性的目的の行為は継続しており、強制わいせつ行為が終わったばかりの生々しい状況は残存しているといえる。 したがって、この事例において現行性が認められる。 繰り返すが、逮捕者が父親のみであれば現行性は認められないが、「共同逮捕」というロジックを使うことで、現行性が認められ得るのである。 ※もっとも、どういう場合に「共同逮捕」と認定できるのかは、回答者には未だによく分からない。 https://www.fujidera-law.jp/15984371948157

「共同逮捕」と考えることにより、犯罪及び犯人の明白性も容易に認められることになる。 それに気づかないと、現行犯逮捕は認められないから準現行犯逮捕を論じることになる。そして、甲がVに付きまとっていたことを、212条2項1号 「犯人として追呼されているとき。」と同視できるとすることも考えられる。 しかし、「共同逮捕」というロジックは、本件においてはVの意思・希望及び父親とのしっかりした連携という実態に即しているだろうが、その認定要件を明確にしておかないと、現行犯逮捕を不当に拡充してしまうことになりかねないと思う。