ケツ上げ、足上げ、ベタ寝、パワーフォーム、どれもベンチプレスです。
ハイブリッジで、距離を潰して、最短距離で上げるベンチを見ると、玄人的には凄いですが、素人には凄さはわからないんですよね。
ゼロ距離とかエビみたいとか、反則めいていると言わんばかりの回答者もいますが、ブリッジは誰でも高くなるわけではありませんし、ブリッジを高くするのはメチャメチャきつく、ブリッジやるくらいなら、ベタ寝のベンチをプラス10セット追加したほうが楽な感覚ですよ。
で、ケツ上げを反則だという方がいたら、田代誠さんに対してダメ出ししてください。
田代さんを知らない人は、その程度のレベルです。
自分の筋力以上の重量が持てるケツ上げを行うということは神経系や関節の疲労は想像以上です。
私は尻上げを見ると、悟空の界王拳3倍であったり、炭治郎の日の呼吸の連発のような開放状態で勝負に挑んでいるな、と思って見ています。
確かに尻上げで100Kgと足上げで100Kgでは大胸筋に負荷のかかるパーセンテージが全然違うので、筋肉に効かせる派の人からすれば反則と思う気持ちはわからなくもないです。
しかし、トップのボディビルダーでも、先に申し上げた田代選手や加藤直之選手は「BIG3生まれ、BIG3育ち」と話すように「筋力を伸ばすことが重い重量を持てることにつながり、その他の重量でも高重量でトレーニングできる」と話しています。
さらには「効かせるのが上手くなったという意味がわからない」「聞かせるのがうまくなって筋肉が大きくなったと思うのは自分だけ」とまで話しています。
要は目的です。
あなたは重量を追い求めた結果の尻上げというフォームを否定され
否定する側は効かせていない、反則だと自分の目的から外れていることを指摘する
トレーニングは自己満足です。
どちらでもいいです。
私は、ベンチは重量を求めて、効かせる気なんてサラサラない。
その代わりにアイソレーション系は高重量で効かせています。
気持ちの持ちようです。
なんでベンチまで効かせなきゃいけないんですか?
全ての種目で効かせなきゃいけないんですか?要は考えです。