普通の会場でアイドルのコンサートがアイドル側の何らかの要因で中止になっても返金されなければ、ファンはブチギレるでしょうし信用をなくしますし悪評も立つでしょうから、そんなことをしたら今後その業界でやっていけなくなるでしょう。
ただ会場が野外でのコンサートの場合は話が少し違います。台風や雷の影響で客の安全が完全には確保できない場合、コンサートが中止になることも当然あります。中止が事前に決定された場合はほとんど返金になりますが、このような野外コンサートはほぼ「雨天決行」です。そして演目中に天候がさらに悪化し、コンサートを途中で中断せざるを得なくなった場合。この場合は返金されないことがほとんどです。1曲でも演奏が始まっていたら料金が発生します。大体の野外コンサートのチケット規約がそうなっていると思います。なので何がなんでも、1曲だけでも決行したいというのが主催者側のホンネでしょう。
マラソンの場合も天候等のやむを得ない理由で中止になっても出場料は返金しない旨の規約があって同意した上で支払っているとは思いますが、理不尽と言えば理不尽な取り決めですね。コンサートと違って1ミリもマラソンを体験できていない訳ですから。
もしかしたら参加者で集団訴訟でもすればいくらか帰ってくることもあるかもしれません。弁護士費用は高額なので、相当多人数の集団にならないとペイできないとは思いますが。