うつ病になって早く治る人も言えば、一生治らない人もいますがその差は何ですか?
うつ病になって早く治る人も言えば、一生治らない人もいますがその差は何ですか?
ベストアンサー
うつ状態を全て同じと思っている人も多いのかな。。 心因反応によるうつ状態と 内因性の精神病としてのうつ状態とは違うという事は知識として知っておいた方がいいでしょうね。 心因反応の抑うつ神経症であれば心の整理で受け止める事が出来るようになる。問題となった事が解決する。環境が変わり問題が無くなる(棚上げ状態も含む)で『完治』できる精神疾患ですね。 受け止めるのに時間が掛かる場合、カウンセリングや抗不安薬などで補助をして快復を促す治療を行う。 内因性の精神病は、脳内の神経伝達物質の伝達系の異常によって症状が起こる。 うつ病の場合はセロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質が関係する事が解っています。 ですから、治療法はそのセロトニンやノルアドレナリンと受容体に作用する薬物療法がなされる。 症状を見て対症療法が基本です。うつ病のお薬も種類がありますが、 SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)とか作用機序を理解しやすいですかね。 心因反応によるうつは家族の死や失恋など理由があり、乗り越えれば治るが、内因性のうつは心理的な理由がなくても鬱状態が続くのです。 勿論人間ですから誰にでも心の動き、心因反応はあるわけです。 ですから、内因性の精神病でも心理社会的な支援も快復に必要な要素ではありますねどね。
補足: 内因性の精神病は基本的に病気になり易い遺伝的な素因が体質としてあり、発症しやすい、そして再発しやすい体質を一生抱えるという事になります。 所謂、脆弱性・ストレスモデルですね。 ライフイベントでは避けれないものもありますね。 事例として大震災を機に発症したとか。。ありましたね。。
質問者からのお礼コメント
詳しくありがとうございました
お礼日時:1/28 19:03