ベストアンサー
上昇・降下を行うモードとしては VNAV・FLCH・V/S モードがあります。 もっともハイテクと言えるのが VNAV でして、これを使いこなせれば、立派なハイテク機のパイロットと言えるでしょう。 FLCH は B767 のパイロットが好んで使っていたモードで、VNAV と比較しますと簡易モードであると言えます。B767 の連中は「フレッチ」と呼んでました。「何で VNAV を使わないの?」と聞きますと「B6 の VNAV は使いにくかった」と言い訳してました。 V/S モードは速度ではなく上昇・降下率を優先するモードですので、スピードに対するプロテクション (失速やオーバースピード) がなく、危険なモードで あると言えます、特に高高度では。 VNAV と FLCH の大きな相違点。例えば羽田の ILS 34L 降下開始高度が「Z 」は 5,000ft 「Y」は 1,500ft ですが、管制から「Z」を 指示されたのに「Y」と勘違いして MCP の ALT Window に 1,500ft と入力してしまいますと、FLCH では途中の Altitude Constraint の全てを無視して 1,500ft まで降下してしまいますが、VANV では間違えても LEGS Page の Constraint 通りの高度を守って降下を続けるのです。 FLCH が有効なのは緊急降下の時になります。 ところで Descent のことを下降とは言いません。下降という場合は自然現象などの人間の意思が及ばない現象、例えば「寒気が下降する」などのように使います。急降下爆撃とは言いますが、急下降爆撃とは言わないように。
質問者からのお礼コメント
詳しい説明ありがとうございます
お礼日時:5/16 21:28