封建社会では、原則、食料の補給も武器の配布もすべて「家単位」です。当然、「家単位」で集団戦ですので、家の中で兵科分けします。
田中家の槍隊と杉田家の槍隊が合体することは無いと言うことです。
しかし、戦国時代になると、大きな家が小さな家を吸収して部隊編成することが普通になってきました。寄親寄騎と言います。合わせて数百人の「備え」を編成しました。備えの中で兵科分けします。
黒木家の部隊に、田中家と杉田家が吸収されて、合わせて数百人の「備え」となり、3つの家の兵の武器別の兵科分けも行われました。
槍隊には黒木家と田中家と杉田家の槍兵を合併させています。
さらに、食料の補給も「家単位」だけでなくて、大名自身が家臣の兵の分まで一部負担するようになったようです。