たまたま臨死状態で夢を見たからといって、
その夢の内容が死後の事実を教えているなんて根拠が全然ないし、
臨死状態で夢を見なかったからといって、
死後の世界がないという根拠にもなりません。
[臨死体験をした人を説明したブログより]
Aは 数年前 オートバイで 大事故を起こし、
頭や足などに 大怪我を負い 一時、危険な状態に陥った。
救急車で 病院に運ばれる途中、彼の心臓は停止してしまった。
が、しかし その後 緊急手術によって
奇跡的に 一命を取り留めることができた。
若さゆえに回復も早く 幸い後遺症も無く
数ヵ月の入院で すっかり元気になった。
Aが気がついた時は、病院のベッドの中で、
既に手当てを受けた後。その時、Aは
交通事故にあったことを知らされた。
オートバイと車がぶつかったのですが、
そのことさえ、記憶は定かではなかった。
頭を強く打ったので、すぐ気を失ってしまったのだろう。
今でも、Aは、病院のベッドで意識が戻るまでの
その間の記憶は全くなく、完全な空白のまま。
↓
もし、臨死体験があの世についての情報を教えているとするなら、
Aの話しから言えば、断然「あの世などというものは存在しない」
という結論になるでしょう。もちろん、そんなことはわかりません。
たまたま臨死状態で夢を見たからといって、
その夢の内容が死後の事実を教えているなんて根拠が全然ないように、
臨死状態で夢を見なかったからといって、
死後の世界がないという根拠にもならないからです。
臨死体験は、要するに、
その時夢を見た人の話であって、
Aの臨死体験はその時夢を見なかった人の話だ、
というだけのことです。