ロンドンの動物小説を読んでみたいのですが、白い牙と野性の呼び声以外に何かありますか?上に挙げた2作は通読済みです。
ロンドンの動物小説を読んでみたいのですが、白い牙と野性の呼び声以外に何かありますか?上に挙げた2作は通読済みです。
ベストアンサー
上記2篇を読んで自分もロンドンの動物小説を探すのですが、脇役・小道具的に犬を配置した極北ものの短編しか見つかりません。 また同じ過酷なアラスカを題材にした「焚火」「生命にしがみついて」などは「白い牙」「野生の呼び声」に比べはるかに劣ります。 人気作家として莫大な収入がありながら、狂信的な家族に縛られ、金銭問題、アルコール中毒の中で多岐に渡るジャンルの小説を書き続け、命を縮めた、小説よりも奇な短い生涯を遂げた作家です。 フィッツジェラルドと似て、時代の申し子から崩壊までの17年間の著作は多く、日本では或いは「地球を駆けぬけたカリフォルニア作家」と呼ばれ、今世紀にまとまって選集が出版されています。むしろロンドンは出版ラッシュのような気もします。柴田元幸翻訳叢書「犬物語」という選集もあります。(私はこの翻訳者の文が苦手で買っていません) 多作家ロンドンには「赤死病」なるSF、ボクシング小説、「どん底の人々」のようなルポルタージュまであります。しかし「野生の呼び声」のあの感動には再会できません。 再びバックやホワイト・ファングに会ってみたいと、常日頃良い動物小説がないか探しております。
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質問者からのお礼コメント
お二方ともありがとうございました。媛ダルマ様の回答が私の気持ちにより近かったのでBAとさせていただきます。
お礼日時:5/16 21:05