宗派性から離れてオーソドックスに解釈するのであれば、以下のようになります。
・仏:【ゴータマ・ブッダ】その人(人間です)
・法:ゴータマ・ブッダの【教え】です(自然法則=科学的真理のことではありません)
・僧:僧侶という個人ではなく僧伽(そうぎゃ。サンガ)のこと。ブッダの教えを守り実践する【コミュニティー】のことです。インドではたくさんの宗教がありましたが、信者が集まってコミュニティーを作っていました。〇〇町は○○寺の信者が集まる町。△△町は△△信者の集まる町という社会地理的環境です。今でもそうです。基本的に日本のように宗教関係なく人が雑居しているという状況にないし、そうなりません。今のインドでも仏教徒は肩を寄せ合って生活しています。ヒンドゥー教徒とイスラム教徒とキリスト教徒は別の地区に住み分けています。多民族・多宗教のマレーシアもそうです。タイは総人口の95%が仏教徒ですが、寺を中心としたコミュニティーが田舎では普通です。急進的な(新興)仏教教団の信者さんだとインド同様に寺の周囲に引っ越してきてコミュニティーを形成しその中で暮らしています。