日本酒を造る時、酒米を大きく削りますが、削った分は「米粉」として販売されているのでしょうか?小売りもありますか?
日本酒を造る時、酒米を大きく削りますが、削った分は「米粉」として販売されているのでしょうか?小売りもありますか?
みなさん御回答ありがとうございました。大変よく解りました。 昔、大吟醸は酒米をほとんど削って中しか使わないとか聞いて、 「なんてもったいない!」って思ったのですが、 「いやいや削った粉も利用するはずだから、もったいなくはないはずだ。」 などなど思った疑問が解決しました♪
1人が共感しています
ベストアンサー
実際に清酒醸造の仕事をしております。 基本的には最初の解答者様である「銀わささん」の仰る通りでそれぞれ蔵によって呼び方や精米歩合そのものの差はありますが「赤糠、白糠、上糠、吟上、特上、特白等々……」とグレード分けされて紙袋やフレコンに詰め、製粉業者等や菓子店など取引先に出荷されます。基本的に、酒蔵では幾ら小さくても20㎏一袋として扱う場合が殆どなので個人で買いたいと相談され、もし引き受けられても、一口20㎏からの単位になるので、卸先の製粉業者や菓子店等で小売りされているものを探す方が現実的ではあります。 ちなみに酒米というのは粳米で、どちらでもないなどという事は全くありません。また、せんべいなどの米菓に使われるのは赤糠より上の白糠程度からで、吟上以上は大抵の場合は「米粉を使った菓子の専門店」とか「一般向けとして販売される小分けされた米粉そのもの」として流通します。
1人がナイス!しています