小説『ひよこの目』って結局何が言いたいんですか? 筆者の主張というか言いたいことが良く分かりません。詳しく教えて下さい。

小説 | 文学、古典98閲覧

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小説作品に対して「何が言いたいのか?」という問いは誤りです(1) 誤った問いに対して回答する、それは誤った問いを追認するという点で誤りです(2) 誤った問いは人を賢くすることを妨げます 従って、問いを咎め、問いを正しい形にするように教えることが必要です この回答は質問者でなく質問に対して、この質問者のような誤った国語教育の被害者がこれ以上増えることがないように回答しています たとえ質問者が質問を忘れ去ったとしても、この質問が消去されるまで誤りは閲覧ごとに再生産されるからです (1)小説は言語芸術、芸術は伝達ではなく表現です ミレー「落穂拾い」を見て「この画家は一体何が言いたいのか」を問う問いがバカげたものであるとわかれば、この問いも同様であることがわかるでしょう 作品における全ての表現、全ての細部を捨象するような問いは誤っています もっとも、「主題」「テーマ」「作者の思い」などという概念を理解できない小学生に対して便宜的に問われることは認められます しかし同時に、高校生にもなってそれをまだ繰り返す学習者がいるという事実に教育のもつ呪縛力さを恐れるべきです (2)「ひよこの目」という作品は、「羅生門」によく似た性格の作品です 小説を学ぶには格好の教材ですが、その主題には見るべきものがありません 特に人間に対する洞察という点で薄っぺらな作品です 一言で言えば、人の生死を単に作品の素材として扱っています 一人の人を鳥類の幼体に比喩する表題がそれを象徴しています 私にはこの作品に対しては根本的な欠陥が最初から目につきました 教えがいのある作品ではあっても、読んで甲斐のある作品とは思いません