「型付け」がどういうものか知りませんが、お引き摺りの着物を、からげた状態から本来のお引きの状態に戻して裾を整えることでしょうか。 おからげというのは、お引き摺りの着物を着て土足で歩く場所を移動するときに便利なように、紐で着物をからげて裾を上げることです。移動中の便宜的な姿で、建物に入ったらすぐに紐を外して、お引きに戻します。 引き振袖か打ち掛けか知りませんが、もしおからげの状態で正座したら腰周りがもこもこして座りにくいでしょうし、だいたいおからげで正座するシチュエーションとしては、屋外での土下座くらいしか考えられません。畳の上でおからげしていること自体、ありえないからです。 ご予算の都合はおありでしょうが、せっかく和装でフォトウェディングなさるのでしたら、一生残るものですので、どこか別のところで節約をして、是非裾を美しく引いたお引き摺り姿のお写真を残されるよう、強くお勧めします。 おからげ姿の写真というのは、たとえていえばウェディングドレスでは寒いので、移動中に羽織ったコートを着たまま写真を撮るようなものです。スナップショットとしてはほほえましいですが、正式の結婚写真としては？