太平洋戦争のことに関して質問です。
太平洋戦争のことに関して質問です。 すごく簡潔ですが。 硫黄島や今では国外に位置するマリアナ諸島やガダルカナル島等の離島で、なぜ何の合図もなくお互い戦力を構えた状態で衝突できるのでしょうか? 仮に守る側が、あれ?来ないな?となったりしないものなのでしょうか? または攻める側が上陸がすごく早くて日本が守りを固めるより全然早く来て楽々占領、という事態はなかったのでしょうか? 無知ですみません。よろしくお願いします。
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ベストアンサー
あの時代を動かした人達が戦後取材で各々の立場から莫大な証言テープを残しました。ただし条件として「本当のことを言う代わりに関係者がこの世からいなくなるまで公開しない」でした。それがどんどん公開されています。またアメリカも機密文書公開しています。何があったのか研究している人達が膨大な量の書簡を発見解読しています。もう通説やどこまでが本当でどれが嘘なのでしょうか?という時代ではありません。 今年は開戦80周年と言うことで、民放やNHKあたりから新旧取り混ぜて機密文書公開スクープ番組が多数報道されています。是非視聴しましょう。 戦後の常識の元になった「WGIP(米占領軍の日本洗脳工作)」「War Guilt Information Program(戦争犯罪汚名情報工作; 仮称)」もおさえましょう。 世界中のドキュメンタリー番組に何らかの印象操作や都合の良い場所だけ取り上げて意図的に何らかの結論に導いていると考えるなら、「~は私が考えている~という証拠と反します」と教えて下さい。なら私はもっと賢くなれる。 という話を横に置いて アメリカは上陸する前に、艦砲射撃と空爆を行い徹底的に破壊します。よってそこまでされたら来るぞ、です。 本当に誰か根拠を持って否定して欲しいのですが・・・ 兵士に戦陣訓を廃止して国際法を教えて、海軍と陸軍が普通に連携して戦えば勝っていたようにしか判断できません。アメリカに圧勝できずとも全く違った戦史だったとおもいます。 あんな結果になったのはマッカーサーが 「Never in military history did an army know as much about the enemy prior to actual engagement.」 って述べたことに尽きると思います。何のこと?ならこの一行をググって下さい。背景が出てきます。 私なりに解説します。 僚艦ホーネットが撃沈され太平洋で唯一残ったこのアメリカ正規空母はエンタープライズだけという時期もありました。真珠湾攻撃の戦果は知っての通り。アメリカは艦隊決戦はできません。 開戦前のアメリカ軍はモンロー主義により軍事予算は縮小され海軍の訓練はなし。飛行機に至っては郵便配達業務を行って燃料費と人件費を稼いでいた。第1次世界大戦の勇者は齢50を過ぎています。たたき上げの職業軍人はほぼ存在しません。そんな素人集団が数ヶ月の訓練で東南アジアのジャングルに送り込まれました。当然ながら(源平の「富士川の戦い」ばりに)ジャングルから突然襲ってくる日本兵相手にビビりまくる米軍兵士をなだめるために軍上層部は「日本兵って怖くないんだよ。普通の人間だよ。ほら日本兵から回収した手紙や日記を翻訳するから読んでごらん」と戦意維持に血眼。 一方、日本は日中戦争を通して陸軍兵士全員が歴戦の勇者。海軍/飛行機共に練度が高いのはご存じのとおり。特に第18師団(川口支隊)は通称号は皇室の紋章「菊」を与えられたことから「国軍最強」を自負し他の兵団からも一目置かれていた。byウィキペディア そんな米兵がガダルカナルで日本軍と初めて交戦しました。ガダルカナルの戦いを例に取れば、常識は大本営は圧倒的に優勢な米軍上陸部隊に対し、3たび「戦力の逐次投入」をして大敗。ってあるけど実際はどうも違う。圧倒的に優勢な米軍ではなかったりする。 常識の通説自体も「関口宏のもう一度!近現代史-BS-TBS」によれば占領下の日本でGHQがマスコミを通して「WGIP(米占領軍の日本洗脳工作)」の一環だったりする。 通説じゃ、川口支隊の6,200名に対し米軍は15,000名、日本軍をさらに優勢な火力で待ち構えていた米軍に不連続な夜襲を決行してまたも一方的にやられた。 だけど、実際は「バトル360空母エンタープライズの戦い3.牙を剥く日本軍-PrimeVide」によれば「わずかな野砲と第1次世界大戦の時に使われたスプリングフィールド銃だけと貧弱な装備の海兵隊員がガダルカナルに上陸し猛攻するが、日本軍の激しい反撃を受け、凄まじい打撃を受けることになる。」 そのうえ米軍はマラリアなどの熱帯性の感染症でBS1スペシャル「マラリア知られざる日米の攻防」によれば実兵力がなんと1/4!(マラリア特効薬の産地を再奪取するまで続きました) 「ガダルカナル大敗北の真相!」歴史秘話ヒストリア-NHKによれば、川口支隊の本隊奇襲攻撃をしかけ米軍司令部目前まで到達しました。しかし激しい防御力(火力)の差であと一歩の所で集中砲火を浴び防衛ラインを突破出来ずにいました。火力に勝るアメリカ海兵隊は、大火力で応戦し日本兵633人が犠牲者となりました。ってあるけど実際は違う。 Amazonプライムビデオのガニー軍曹のミリタリー大百科(エピソード1機関銃Time19:00~)によれば、奇襲を受け部隊が壊滅しそうになったとき別々の場所で二人の海兵隊員、ジョン・バシローラ氏とミッチ・ページ氏がランボーばりにM1917機関銃を腰だめで撃って日本軍の前進を完全に食い止めました。彼らは後に議会名誉勲章を得ました。 でも陸海軍の連携不足で知っての通りの戦史。(どのくらい陸海軍が仲が悪かったかというと、NNHKスペシャル全貌二・二六事件~最高機密文書で迫る~」DVDによれば、昭和天皇の「何としてでも鎮圧」の意向により、海軍が反乱軍に向けて艦砲射撃をするつもりで東京湾に急行したのでやっとおさまった。少なくても日本海軍は海軍陸戦隊を用いて、陸軍全体と内戦をする気でした。) そのあとはモットヒドい。最前線じゃ暗号を使う規定は無いから平文でやりとり。捕虜になるなと「だけ」命令されているので捕虜になれば自ら情報提供。それを日系人部隊が情報収集。日本軍の戦闘行動がリアルタイムで全部わかっているなら、歴戦の勇者の日本軍に「新兵だらけの米軍」が戦っても負けようがありません。当たり前ですが戦争経験がない米兵でも余裕です。 なもんでMISアメリカ陸軍情報部に属する日系アメリカ人6000人以上について、マッカーサーがOne millionの軍隊に匹敵すると大絶賛!でも機密解除が解かれたのは最近です。だから他の人のように圧倒的物量の前に敗退したという通説が長らく信じられていました。 「Never in military history did an army know as much about the enemy prior to actual engagement.」 → 軍事史上、軍隊が敵のことについて実際に戦う前に、これほど知ることはいまだかつてなかったことだ。 ミッドウェー海戦もそうですが勝てる戦を負けました。かの坂井三郎さん曰く「空母の上に護衛のゼロ戦一機(直掩機 )あげていればミッドウェー海戦はあそこまでの空母損失はでない。要は空母への射線上に急降下爆撃機(彼らのほとんどが初陣)を入れなければ良いので射線に入りそうな奴に(当てなくても良いので)機銃をばらまけば狙いを外す」 米軍の魚雷も幻の巨大空母“信濃”~乗組員が語る大和型“不沈空母”の悲劇~DVDによれば、大戦末期まで10発当たって1発爆発したら良いぐらいの性能。酸素魚雷を有する日本海軍とはレベルが違う。だから米軍の潜水艦は戦力外だったりする。(だから以前、米軍の潜水艦は無抵抗の日本商船を潜水艦小口径の砲撃でなぶり殺しで沈めたとあり残酷だ、ってありましたが実際は魚雷で沈めることができなかったんですね。) 緒戦で勝ったと舞い上がらず「勝って兜の緒を締めよ」で、アメリカという敵に陸海軍が仲良くして、兵士には国際法を教えて「日本兵は殺されても口を割らない連中ばかり」というふうになら、結果は大きく違っていたと思いませんか? アメリカ国内の状況といえばハリウッドが戦争に協力したことは有名ですが、逆に言えばそれぐらいやらないと戦時国債が売れなかったんです。ミッドウェー海戦の大勝で仕返しをしたと開戦当初の熱気はなくなり戦争反対ではなく無関心になりました。資金が無ければいかに生産力があっても何もできません。 あたりまえに戦っていれば違った歴史を描いているとしか判断できません。
質問者からのお礼コメント
1番詳しく教えてくださったのでベストアンサーにさせていただきます! ありがとうございました!
お礼日時:7/2 17:05