ID非公開さん
2022/7/3 14:01
1回答
「コーラの泡がすごい理由は?」 知恵袋で、「カルピスソーダの泡は、乳分が膜となり、泡が大きくなる」と言っていました。
「コーラの泡がすごい理由は?」 知恵袋で、「カルピスソーダの泡は、乳分が膜となり、泡が大きくなる」と言っていました。 だから、コップに入れた時、泡の高さがどんどん高くなっていくのだと納得できたのですが、コーラの泡が高くなっていくことや、しばらく消えない事の理由を教えてください。 (カルピスの知恵袋を見る前は、乳分である説と、砂糖の量の説を考えてました。コーラよりカルピスの方が砂糖が多い。それが泡の強度に関係するのかも知れないとも思ったのですが、実際はどうなのでしょうか。)
ベストアンサー
飲料の泡や飲料製造時の泡の発生というのは解析データがそのまま消泡剤を造るメーカーの情報財産となっているくらいに厄介なものでして、私自身、これが主ではないんですが飲料製造時の泡について幾らか関わる仕事をしているのでお答えしますと、泡の発生や泡の強弱というのは実は「カルピスソーダの泡は……」というような少ない文章で答えられるレベルのモノは全くないと思っていて良いです。 基本的に飲料の泡の勢い自体は炭酸ガスの濃度によって大きく変わりますが、一般的な清涼飲料ですと泡が一気に出る、高く上がるといった部分には「糖の内の多糖類と食物繊維の量」と「タンパク質量」が関わっていますが、泡が消えにくいことや泡の粘りの強さは「その糖類やタンパク質によって液体の比重が上がること」が影響します。(あくまで簡単な材料を用いた清涼飲料水の範囲の話で、油分を含んだりエタノールを含むとこれもまた変わります) これは解りやすく言うと「多糖類や二糖類の化学式の接続部分を分断するとデキストリン等の食物繊維に類するものが生まれ、基本的に食物繊維を含むものには泡が付着しやすいが、食物繊維は糖類よりも比重が軽いので『これらを含むモノは泡の立ち上がりが強い』ので、人工甘味料が入っているものは泡が立ちやすい」という部分と「使われている糖類によって泡の量には差があるのと、糖が多ければそれだけ立ちやすい訳ではなく比重は上がってしまうので糖が多い方が『泡立ちの勢いよりも消えにくさの方が強くなる』が、これは入っている糖類が一体どれなのか(直糖、二糖、多糖)によって異なるので簡単には判断できない」という部分と「タンパク質の中には気泡の表面に付着して泡を守る性質を持つものがあるので、タンパク質を含まない液体よりも含む液体の方が泡が消えにくくなる」等々あるということで、この様に色々な条件があります。なので、ハッキリ言うとカルピスソーダとコーラなら、といった所で加圧してる炭酸ガス量も成分も全部違うので、どこかを揃えないと判断できないのです。
質問者からのお礼コメント
ありがとうございました。
お礼日時:7/6 18:11