ベストアンサー
先ず、予算を提示するとそれに応じた機材の説明も頂けると思います。 惑星撮影には天体望遠鏡と赤道儀が必要です。そして良い写真を得たいなら極軸合わせ(赤道儀を天の北極に正確に合わせる。磁北や北極星に合わせる訳では無い)にも拘る必要がありますし、惑星が見える時期ならいつでも良い訳では無く、天頂に近い時間帯を狙い、大気の淀みが少ない日が訪れるまで根気強く撮影を続ける事が秘訣です。私はCelestron C8という天体望遠鏡に5倍バローレンズで拡大し、ZWO 224MC という1/3inchセンサーの惑星撮影用COMSカメラをPCに繋ぎテザー撮影(デジタルカメラをPC等のデバイスとケーブル等で接続し、撮影した写真データをリアルタイムでデバイス上に表示しながら撮影をする撮影方法のこと)し、フリーソフトのSharp cap を使って15分ほど動画を撮影し、5000枚のフレームを取得します。 今度はフリーソフトのRegiStaxを使って5000枚のフレームのうち良像の3000枚をコンポジット(多数のフレームを精度よく重ね合わせ合成)しています。コンポジットする事で解像度を落とさずにランダムノイズを目立たなくさせ綺麗な像が得られます。ノイズを減らすだけならノイズリダクションでも出来るのですが、それだと解像度が減りのっぺりとした質感になり立体感も失われてしまいます。 そうして得た一枚の静止画をウェーブレット処理(画像を模様の細かさごとの成分に分け、それぞれに対して強調処理を行うことで画質向上を狙う手法)というのを行なっています。 ウェーブレット処理の設定はその日のシーイングでかなり左右されるので毎回、試行錯誤するしかありませんし、ここで全ての手順を解説する事は難しいので惑星コンポジット撮影やSharp cap、RegiStax というキーワードでネット検索して、先ずは先駆者達の真似から始めてみて下さい。 ※シーイングが悪い日は5000枚のうち良像は数百枚に落ちる事もあります。 その際はスタッキングを数百枚へ落とす必要があります。 ウェーブレット処理は強く処理すると不自然な仕上がりになるので、元の像がどれだけ綺麗に撮れているかが肝になります。 PCはsharp cap の作動環境はIntel Core i5 メモリ8G SSD 500G以上を推薦されています。 私のPCは第8世代のIntel Core i5 にメモリ16G SSD 512Gですが、この仕様で惑星撮影は問題ありませんがミラーレス一眼で星雲撮影を試みるとフリーズするので最新世代でスペックも余裕を持たせた方が得策です。
ID非公開さん
質問者2022/6/30 0:54
その土星は貴方が撮った写真ですか? AZ-GTi にmak127を考えています。調べてみましたが予算内ですし、評判が良さそうなので。
質問者からのお礼コメント
とても詳しく教えて頂きありがとうございました!
お礼日時:7/5 5:57