葬儀にもいろいろな方法があります。 《音楽葬》もそのひとつです。 お葬式は僧侶に読経をしてもらい焼香をするという「仏式」をイメージする事が多いと思います。 僧侶の読経の代わりに故人の好きな音楽を流して故人を偲ぶ方法です。 ※ もちろん、仏式の葬儀をして読経の時以外、故人の好きな曲を流す事もできます ビートルズの曲を流す事は葬儀社さんにお願いすればできます。 ただ、、、葬儀社さんによっては流す事ができないので、まずは、葬儀社さんに相談されるといいと思います。 (理由は下記に記載しています) ビートルズ曲は全て『著作権』がありJASRACが管理しているはずです。 ※ CD音源・ピアノアレンジ・歌詞なし・オーケストラ生演奏・バンド演奏・合唱などに関わらずその曲自体に著作権があります。 セレモニーホールで葬儀をされる場合、葬儀社さんがJASRACと「著作権の業務契約」を交わしていないと曲を流す事はできません。 ※ 「著作権」のある曲を流す場合、葬儀社さんがJASRACに著作権料を支払っています。 葬儀社さんの中には、経費削減などの理由からJASRACと「著作権の業務契約」を交わしていない場合があります。 そういった葬儀社さんでは、すでに著作権の期限が切れている曲や著作権がない曲、いわゆる著作権フリーの曲を流されています。 ※ だから著作権の期限が切れているクラッシック曲をBGMとして流す事が多いんです。 また、他社との差別化を測るために葬儀社さんが「オリジナルの曲」を作成されていて、そのオリジナル曲を葬儀で流す事が多いです。 もし葬儀社さんがJASRACと「著作権の業務契約」を交わしていないのに著作権のある曲を流したり歌ったりすると、違法(著作権の侵害)となりますよ。 ☆ なぜ葬儀で著作権のある曲を流すのはダメなのか？ 葬儀で流す音楽は、 《葬儀を仕切るのは業者なので営利行為》 としてJASRACは課金対象にしています。 遺族が持ち込む音源でも、 《葬儀サービスの中で流せる装置を用意しているなら流す主体は業者》 という解釈なので葬儀会社はJASRACとの契約なしには流せません。 『参考』 一般社団法人 日本音楽著作権協会 (JASRAC) https://www.jasrac.or.jp/smt/index.html