天皇の子または孫が臣籍降下したときに賜る姓が源朝臣。(天皇の曾孫が臣籍降下したときに賜る姓が平朝臣)。平氏は4人の天皇の曾孫の子孫で、源氏は21人の天皇の子または孫の子孫。
平氏は桓武平氏以外ほとんど歴史に出てこない(ほとんどが平高望の子孫)。桓武平氏の子孫は関東に土着した坂東八平氏,北条氏や伊勢平氏などがいる。伊勢平氏の一部が平家。
源氏は初代の嵯峨源氏、清和源氏、村上源氏などがいて、それぞれ受領などとして地方に土着した。この中で清和源氏の源満仲の3子を始祖とする河内源氏(頼信),摂津源氏(頼光),大和源氏(頼親)が発展した。特に頼信が平忠常の乱を平定したことをきっかけに河内源氏が関東に基盤を作った。頼信の嫡男の頼義は前九年の役を清原氏の助けを借りて鎮圧し、その嫡男の義家が後三年の役に介入し、結果的に清原氏が奥州藤原三代といわれる地方政権を作る。