「転移していなければ癌ではない」 基本的には、そうだと思います。 「悪性も混じっていた」という、あいまいな獣医の言い方があまり医学的ではないので気に入りませんが（笑）、「転移はしていない」と断言しているならそのように受け取って良いのではないでしょうか。「高齢なので抗がん剤は使用しない」という治療方針も評価できます。 かなりの高齢と書かれていますが、何歳ですか。犬種によっても寿命に差がありますから、そのあたりは計算していただくとして、 今後の見通しについていえば、検査では発見できないがんが隠れている可能性もゼロではありませんし、手術したことによって眠っていた癌がめざめる可能性もないわけではありません。そのあたりの見込みは、おおざっぱに言えば、人間では４、５年何事もなければ大丈夫だと判断して良いとされています。ワンちゃんなら１年前後でしょうか。 ご心配はごもっともですが、転移もなく、大部分は良性であることが多い乳腺腫瘍ですし、症状もなく元気そうですから、大丈夫だと思います。 何事もないと良いですね。