戦国時代の三英傑は世界史では並以下の凡将ですか? アレキサンダー大王、ナポレオン、チンギスハンに遥かに及びませんか?
戦国時代の三英傑は世界史では並以下の凡将ですか? アレキサンダー大王、ナポレオン、チンギスハンに遥かに及びませんか?
ベストアンサー
遥かに及ばないということはないでしょうし、 そもそもあれで並以下の凡将というのはないでしょう。 日本を舐めすぎです。 そもそも日本は国土こそ狭いものの、 山あり谷あり(当時は)天然資源ありの小大陸です。 当然人口も多く様々な戦略あり戦術ありの、 何でもありの国です。 それに対して列挙されているような人物は、 行動範囲こそ世界規模ですが、 平坦な大陸だからこそ縦横無尽に駆け回れたのであって、 もし仮に日本で生まれていたら、 日本の三英傑のように小大陸を駆け回れたかどうか怪しいです。 ヨーロッパではナポレオンやハンニバルのように、 アルプス越えしただけで大戦略家ですが、 日本にはそこら中に山脈があります。 立地条件が違う以上、スケールの大小は考慮外です。 そのうえで信長は戦術こそ凡将よりやや上という程度でしょうが、 行政・軍事・経済政策で国力そのものを高めたうえで、 総力戦を常としており、超大国の戦い方です。 その意味で信長は将ではなく政治家・戦略家です。 将よりも器が相当大きいと言えるでしょう。 秀吉は頭の回る機敏なラッキー男という感じがします。 政治家としては天下を取った後の行動を見ると、 あまり優秀とは言えず、むしろ暗愚ではないかと思います。 ただ深く考えるのが苦手とはいえ、 その場の瞬間的な判断が機敏なのと、 農民出身ゆえの人間的に好かれる振舞いが功を奏した感じです。 信長の元である程度の地位まで登れたのはラッキーでした。 信長の死に乗じて天下をかっさらったのは凄いですが、 偶然にも得意分野で一気に持っていける状況だったのでしょう。 家康はおそらく最もバランスの取れた人物です。 政治力も先進さ意外は信長に勝るとも劣らず、 戦術面では三人の中でピカイチ、組織作りの天才です。 初代ローマ皇帝アウグストゥスをベースに、 アウグストゥスが唯一苦手としていた 軍事面の才をプラスした感じです。 要はアグリッパ付きのアウグストゥスです。 信長は破壊と創造の天才、 家康は建設と維持の天才、 秀吉は天に守られたラッキー男です。 よく似た人物としては、 信長=カエサル、秀吉=朱元璋、家康=アウグストゥスですが、 家康以外はそれぞれ少しずつ劣ります。
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