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民法の占有回収の訴えの行使期間についてご教授ください。盗難された者が、占有し...

itotyuyoiさん

2009/5/2623:29:25

民法の占有回収の訴えの行使期間についてご教授ください。盗難された者が、占有していた物の回復を請求できるのは、193条だと盗難の時から2年間となる。しかし、201条3項だと、占有を奪われた時から1年以内に

提起しなければならないとある。私は、矛盾に思えるのですがこれら条文にはどのような違いがあるのでしょうか。

補足回答ありがとうございます。しかし、即時取得をした者は、盗まれた人から見て間接的侵害者なのに2年間回復請求できる。これに対し、直接的に、占有を奪った者に対しては1年以内に提起しなくてはならないのは合点がいかないのですが。

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ベストアンサーに選ばれた回答

編集あり2009/5/2712:06:19

192条(即時取得)
A
↓(預けた=Aに外観をつくり出した帰責事由あり)
B
↓(売却した)
C(有効に所有権・質権を取得)
結論:AはCに返還請求できない
*********

193条(即時取得の例外)
A
↓(盗まれた=Aに帰責事由なし)
B
↓(売却した)
C(即時取得は不成立、所有権は2年間原所有者に留保される(判例))
結論:2年間はAは『C』に返還請求できる
***********

201条3項(占有回収の訴え)
A
↓(動産を奪われた)
B
↓(売却した)
C(善意ならば即時取得)
結論:Aは『B』に占有回収の訴えを、Cが即時取得する前でかつ、侵奪のときより1年以内に起こさなければならない。

なぜ2年か?ですが、憶測ですが201-3は侵奪者に直接訴えるのに対し、193は奪われたものが取引を介して転々とする可能性が高いからでしょうか。

なお、194条の特則として質屋営業法・古物営業法では、質屋・古物商が盗品を取得したときは、例え善意でも被害者・遺失主は盗難・遺失のときから1年間は無償で返還請求できるとしています。その主旨は専門の営業者の注意義務を重く見ること、および通謀による盗品のたらいまわしを防止することにあります(営業者の悪意を立証することは困難だから)。

質問した人からのコメント

2009/5/27 22:48:36

よくわかりました。所有権の問題として193条が、占有権の問題として201条3項が適用されるのですね。回答くださった皆様に感謝いたします。

ベストアンサー以外の回答

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abare_taizouさん

2009/5/2701:53:43

(1)民法193条は、「盗品又は遺失物」につき 民法192条による即時取得が成立している場合に、直接の即時取得者又はその特定承継人である「現在の占有者」に対して回復(返還)を求める場合にのみ 適用があります。

つまり、民法193条は、民法192条の特別規定です。
本来、「即時取得」がされてしまえば、その物は「原始取得」されてしまい、最早 民法200条に基づく返還請求は不可能であるのを民法193条が特に救済しているのです。

(なお、民法193条の例外規定が民法194条であり、更に民法194条の例外規定が 古物営業法21条・質屋営業法22条です。)

(2)奪われた物に「即時取得」が生じていない場合、民法200条に基づく「占有回収の訴え」が出来ます。

従って、民法193条の適用がある場合と 201条3項の適用がある場合とは、重なり合う事は無く、「矛盾」が生じる事は ありません。

g4gtivwさん

2009/5/2701:35:03

201条3項の1年以内というのは、占有を奪われたとき裁判所に訴えを提起できるのは1年以内ですよ ということで、193条は即時取得されたものを「あれ?それ私のじゃない?返してよ」といえるのは2年以内で、2年以内に回復請求がないときに初めて占有者はその物の権利を取得する という趣旨です。

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