itsukishimotsukiさん、こんにちは。 優秀で優しいご主人をお持ちで良かったですね。今年、博士号を取得されたとのこと、おめでとうございます。 正直申し上げて、将来のこと、全く心配されることはないと思います。優秀でしかも人柄が良いのであれば、今後、就職に困ることはまずないと思います。しかも分野が遺伝子系であれば、私ならほとんど心配しません。そもそも博士号を取って、すぐに「先が見えない」のは普通のことだと思います。しばらくポスドクをして、より成果を上げて大学の助教などのポストを狙うのもいいでしょうし、某独法人研究所の研究員になるのもいいでしょうし、そこから民間の企業に出るのもいいでしょう。また、海外の大学のポスドクを狙うという手もあります。これらの選択肢はいずれも、博士号を持たない人たちには選ぶことのできないもので、あなた方はとてもラッキーだと思います。決して「綱渡りな人生」ではありません。 どんな人の人生も、将来というものは見えないものです。例え、今、安定した職に就いていると思っている人でも、明日、会社が傾くかも知れないわけで、将来がわからないことは同じです。例えば、日本の某航空会社、恐らく数年前は誰も予想していなかったのではないですか？これはどの人にも言えることだと思いますが、今後の将来を変えることができるのは、今、どれだけ一生懸命に生きているかだと思います。ご主人の場合、今、一生懸命、研究に励み、良い成果を出していれば、かならず誰が見ていてくれて、声がかかるはずです。 確か日本のポスドクは、結構、お給料も良かったはずですよ。期限付きのポジションだったとは思いますが、確か年収5百万円前後はあったのではないかと記憶しています。それだけあれば、まずはある程度の生活レベルを保てると思います。 ちなみに、遠い昔ですが私も博士号を取得しました。その後、海外でポスドクをしましたが、その間、かなりの薄給でした。でも、その後、大学のポジション、いくつかの民間企業などを経て、今では高給を頂ける身になりました。 最後になりましたが、あなたが見込んだ人をずっと信じてあげてください。今、あなたが病気を患っておられ、以前のようにバリバリ働けないとのこと、長い人生、そんなこともあります。今はちょっと難しい時期なだけだと思います。5年、10年後には、「あの時は生活苦しかったよね」と笑い話になる日が来ることを信じて、お二人で力強く頑張ってください。心から応援しています。