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寛政元年、幕府が三奉行に求めた諮問の内容と回答の内容が知りたいです。 少し資...

ten********さん

2010/7/2717:27:46

寛政元年、幕府が三奉行に求めた諮問の内容と回答の内容が知りたいです。
少し資料があるので載せますが、読めないので、できれば訳をお願いしたいです。

御定書之儀ハ、下より御仕置を伺ひ候曲尺にて候、定に無之罪状を、定り候法ニ引當可申と、強て附曾候様ニては、却て御趣意ニ背候事も可有之哉…(後略)
実情ニたかい候へハ、何ほと評議を詰、紙面之論ハ盡し候ても、弥罪状之実ニハ遠く成行候、…下役等ニ吟味為致候とも、随分其始末陰ニて承り居られ、実意的中之儀専一二心を用ひ可被申事


律儀に右御定に因循いたし候方は害少く可有御座哉、其趣意は御仕置筋取扱候奉行諸役人とも賢愚は不及申、其気質の寛猛強弱も御座候事故、御定を放れ、銘々の見込を以、御仕置附等仕り候事は、甚しき弊も出来可仕哉に奉存候

(大まかな諮問内容と回答内容、さらに松平定信と吟味筋と金科玉条との何らかの関係があるみたいですが、その内容も教えて頂けたら…すごく助かります…日本史を全く知らないものですので…T^T)

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ベストアンサーに選ばれた回答

ohi********さん

2010/7/2721:26:22

こういう史料は正確に読み下すのが基本です。
なお,曾(曽)は會(会)の誤記だと思います。

「読み下し」
御定書(おさだめがき)の儀は,下より御仕置を伺ひ候の曲尺(物差=基準)にて候。定(さだめ)に無き罪状を,定り候法に引き當(当)て申すべしと,強て附會(付会)候様にては、却って御趣意に背き候事も有るべしか…(後略)
実情に違い候はば,何ほど評議を詰め,紙面の論は盡(尽)し候ても,いよいよ罪状の実には遠く成り行き候。…下役等に吟味を為し致し候とも,随分と其の始末を陰にて承り居られ,実意・的中の儀を専一に心を用ひ申されるべき事。

律儀に右の御定に因循を致し候方は,害は少く有るべき御座か。其の趣意は御仕置筋の取り扱い候の奉行・諸役人とも,賢愚は申すに及ばず,其の気質の寛猛・強弱も御座候事の故,御定を放れ,銘々の見込を以って,御仕置を附す等の仕り候事は,甚しき弊も出来(しゅったい)の仕るべきかに存じ奉り候。

〔意味〕
(徳川吉宗が定めた)公事方(くじがた)御定書は,下級役人が罪人に対する処罰の決定を上級役人に伺う際の基準である。定書にはない犯罪なのに,定書にある犯罪に該当するとして無理やりに牽強付会することは,却って定書の趣旨に反することもあるであろう…(後略)。
(定書にある犯罪と)実情が違えば,どれほど評議をして書類上の問題はないとしても,その処罰の内容と実際の犯罪とでは隔たりがある。…下級役人に十分な調査を行わせていると言っても,(定書にはない犯罪の場合は何かと後で問題が起こるであろうから,上級役人である三奉行は)ちゃんとその始末を内々に承知し,処罰と犯罪がきちんと的中・対応するように心がけるべきである。

律儀に定書を因循=金科玉条として守ることは,役人としては(定書という大義名分があるのだから,後から責任を追及されるというような)害は少ないであろう。しかし,定書の趣旨は,処罰を行う奉行・役人によって賢愚や寛猛・強弱も違うのであるから,定書から放(離)れて,役人がそれぞれの思い込みでもって処罰をしてしまうことは,甚だしい弊害も出て来るであろうから,(そういうことが無いように)ということである。


これだけでは何とも言えませんが,上記の文章は三奉行に対して諮詢を行った当時の老中松平定信の言葉でしょう。この背景には役人が定書を「附會」あるいは「因循」しており,実際の犯罪とそれに対する刑罰が相応していないという現状があったものと思われます。いわゆる近代法の「罪刑法定主義」を考える上で,興味のある史料ですね。

質問した人からのコメント

2010/7/27 21:50:48

降参 ありがとうございました。もうちょっと詳しく知りたいので、またの質問も良かったら、またお願いします。m(__)m

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