多段階というので何をイメージしているのかわからないのだけど、A|B|C を二段階として、パイプは親子じゃないとだめという認識にもとづいて、だから二段以上に工夫が必要だ、という考えだと想像します。答えとしてはどうやってもいいですし、世の中のシェルの実装もいくつもあります。 一つの方法はpipe&forkの二分木でのみで再帰的に構成するの。 |を演算子のように見て左結合で右からやると、 invoke用にforkしたサブシェルが pipeしてforkして親がinにdup2してexec C。子がoutにdup2して、 pipeしてforkして親がinにdup2してexec B。子がoutにdup2して、 exec A。 とか。最初からみると親->子->孫->...だけど、コードは親子だけに注目して何段でも再帰的にかけるのがみそです。必須じゃないけど、この例の方法だと、パイプの右側が親になります。伝統的なshは左結合で左からexecすると思いますけど、右が親なのは同様です。右結合でやってもいいし、左右どちらを先にexecしてもいい。 別のてとしては、線形に繰り返し構成するの。 fdをソケット渡しするような手がない伝統的なUnixにおいても、pipeは親子関係になくても使ます。どうやるって? そりゃ親からpipeをもらえば兄弟間でなら使えますよね。 invoke用にforkしたサブシェルが pipe して(これをpipe1としよう)、forkして子がoutにdupしてexec A。 同じサブシェルが pipe して(これをpipe2としよう)、forkして子がinにpipe1を,outにpipe2をdupしてexec B。 同じサブシェルが inにpipe2をdupしてexec C。 とか。これは親ひとりと兄弟がいっぱい、という状況になります。最後もforkしてdupしてexec C して、祖母まかせでサブシェルを終了(もしくは待機)するほうが、全員兄弟になってうつくしいかな。 こっちの方が今風かもしれないし、かつ初心者向きかもしれない。これも左右どちらからでもできます。 まぁ、やりかたはいっぱい。シェルのパイプは機能として重要なのであってそれがpipe()である必要すらないのだから、socketで実装したっていいだろう。