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空手の三戦立ちは実戦で使うものではないのですか?

ism********さん

2011/6/2418:09:12

空手の三戦立ちは実戦で使うものではないのですか?

準備運動のための立ち方でしょうか?騎馬立ちや前屈立ちと違って組み手で三戦立ちになっている場面は見たことがありません

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ベストアンサーに選ばれた回答

yuu********さん

編集あり2011/6/2422:42:29

剛柔流や上地流等の基礎にして奥義の型が三戦です。

しかし、わたくしの学んだ那覇手はそれとは又別系統です。

そのことを予めしっかり申し上げて、そして回答させて頂きます。

三戦は鍛錬型だから三戦立ちも鍛錬用と思われがちです。

決してそんなことはありません。

元来、三戦立ちの基本も応用も流会派により教えが違います。

一部の流会派では言います。鍛錬の為だけの立ち方ではないと。

わたくしもそう教示され、そのように稽古をし、稽古をさせられました。

他流会派曰く、組手の動きの中での瞬間的な動態であるとか、

組手の中の一場面を抜き出した基本であるとか、

近間での金的防御を含む攻防の立ち方であるとか、

意識的に三戦立ちになって攻撃を受けるとか…、等々。

様々な考え方があるようです。…もちろん違うとは申し上げません。

確かにそう言う応用・活用も実際ありましょう。

しかし三戦立ちの本質はどこにあるのでしょうか。

三戦鍛え(締めと緩みの鍛錬)の立ち構えである事は論をまたないけれど

所作としての基礎と基本が何なのかを把持していない者もいます。

これもまた、流儀により様々に言われています。

曰く…、膝を外に張り出し大腿から内側へ閉めるとか、

膝は緩めて足裏から上へと閉めていくとか、

背中は一本の軸が通ってるとイメージして締めて行くとか、

臀部と丹田にを中心に力を入れて内へと引き締めるようにするとか、

膝は柔軟に力を抜き踵を内に絞めて行くとか、

自然に膝に張力が掛かる。それを抑えるように内に締めるとか、

膝自体を張り出すのは無く膝が勝手に張り出すから締めるとか…。等々。

いずれの場合も「内部へと締める事により外から内から下腿を強く安定させる。」

事に変わりはない。つまり前後左右に安定させる事に違いはありません。

そして大方共通するのは平素開きやすい肛門(括約筋)を締めることで、

ひいては鳩尾を柔靱に操作することが大切になります。

括約筋が締ることは腰にも意識を移し腰復前後の質感(≒重み)をまとめる。

立ち構えとしては、これは「上虚下実」にすることです。

空手としての足腰の構えをつくる事。

これが三戦立ちの「一」です。

空手としての足腰とは威力と貫通力ある突き蹴りが出せる事です。

この姿勢はまた脇腹・肋骨・腹筋・背筋等を閉じます。

形は力です。この形で敵の威力ある攻撃を弾くのです。

次の段階では養成として「上虚下虚」としての「去(い)なす体」に近付けます。

ところで「膝」にこだわらず内に締めないのがのが「ナイファンチ立ち」。

「ナイファンチ立ち」は初めから「上虚下虚」を要求します。しかし、

丁度「三戦立ち」の逆の稽古経路で「上虚下実」に至らせます。

この二つの立ち方は空手の二大基本です。

「三戦」の意味を前と左右の「三」人の敵と「戦」闘すると解釈する先生もいます。

だから、通常右足前の三戦立ちが多いですが左足前の三戦立ちもあります。

そして横へと60度から90度体を開くと攻防兼備の「実戦の構え」となります。

三戦をひとつの統一体として稽古している者にとっては自然体の変化です。

三戦の何たるかを知らない方は基本を応用した「組手構え」と考えると分かり易い。

前後左右に淀みなく「剛柔」自在な「構え」をとる事が可能になる。

三戦立ちは、ですから鍛錬法と実戦法をその中に具備しているのです。

ちなみに三戦には何段階もに分けられた稽古法が存在します。

三戦を「動禅」だとか「立禅」とかと言われる者もいらっしゃいますが、

わたくしどもの三戦は、最終的には開手型としての三戦に及び

外錬だけでなく錬丹を含む内功や気功としての養成も促すように稽古します。

尤も、この辺りは流会派により違いがありますが…。 (了)

質問した人からのコメント

2011/6/25 16:14:36

様々な回答をいただき皆様ありがとうございます。優劣はつけられませんが一番丁寧に回答くださった方をベストアンサーにします。それにしても人によって意見がけっこう分かれますね。

ベストアンサー以外の回答

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Watch-manさん

編集あり2011/6/2509:21:53

まず、前提として、「空手の基本の立ち方は立ち方の原理を身につけることと、その鍛練」が目的であるということです。前屈立ちにせよ、猫足立ちにせよ、形や基本でやるとおりに使うわけではありません。

三戦の立ち方で前足を内側に曲げ、膝を占めますが、ひとつの理由としてはショートパンチの威力を増すという目的があります。そして、この技術はボクシングなどの現代格闘スポーツでも普通に使われているのです。ですから、ショートを打つためにボクサーが膝を内側に入れる立ち方を「三戦立ち」と言うことも出来るわけです。つまり、「立ち方の名称は外形ではなく、原理(内面)に名付けられている」ということです。

そういう意味で、三戦立ちは間違いなく実戦で使うべき立ち方であるということができます。

ただ、三戦立ちは接近戦の立ち方ですので、寸止めの組手ではまず出番はありません。私の流派では刻み突きなどで飛び込んだ後の残心が三戦立ちなのですが、これは「止めがかかった後の戦い」を想定しているからで、現役選手はやる必要はありません。原理上の三戦立ちが見られる格闘技としては柔道やフルコンタクト空手が挙げられます。特に柔道の山下泰弘氏の最盛期の試合風景などは、空手の上級者の正拳突き鍛練と見紛うほどの素晴らしい「三戦立ち」でした。

kar********さん

2011/6/2505:35:13

沖縄空手の先生の型の演武を見ると
三戦立ちでも前足がまっすぐだったりしました
その立ち方ならば実際の場合でも使えそうでありますね

しかし初心者からいきなりすっとばして
まっすぐにした立ち方をしてても
いろいろとダイナシでしょうね

ちなみに「オールラウンダー廻」という作品で
総合格闘技で三戦使ってましたが、まぁ漫画ですw
受けて耐えるような使い方でなくて攻撃の準備としてですが

tig********さん

2011/6/2501:17:11

ややこしく考える必要があるかどうかは分かりませんが、組手など実戦形式の稽古では、自分が動きやすく力の乗せやすい立ち方をすればいいんですよ。

基本稽古での三戦立ちをそのまま組手に使うことはありません。

バランスや重心の取り方に応用するのがベターです。

zai********さん

2011/6/2500:28:06

三戦立ちは本来、狭い場所と接近戦、金的防御の為の立ち方です。
よって、現在の組手ではそこまで接近したり狭い場所の戦いをしたりということが無いので
鍛錬の為の立ち方になっているのです。

kar********さん

2011/6/2500:22:49

どうなんでしょう?

漫画で愚地独歩が顔面を殴られた時に三戦立ちになって、『技を使っちまったぜ』とか言ってましたが。

どう考えても、耐久性が上がる技には見えないんだが…

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