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ダンテ「神曲」について

zau********さん

2011/8/1115:13:22

ダンテ「神曲」について

ダンテの「神曲」の内容を短く要点をまとめて教えてくれるとありがたいです

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est********さん

編集あり2011/8/1120:40:56

『神曲』は、13世紀から14世紀のイタリアの詩人である、ダンテ・アリギエーリが著した長編詩で、原題を『神聖喜劇(Divina Commedia)』という。当時の西欧の共通語であったラテン語ではなく、トスカーナ方言(イタリア語の方言)で記されている。作品では、3という数字が頻出し、三位一体教義を讃美する内容となっているので、当時のカトリックの神話的世界観を具象化している。

『神曲』は全三部で構成され、『地獄篇』34歌、『煉獄篇』33歌、『天国篇』33歌よりなる。最初の『地獄篇』の第一歌は、地獄界に入る以前、ダンテが暗い森で道に迷っていると、ダンテがかねて私淑していた古代ローマの大詩人ウェルギリウスの霊と出会い、その導きで、地獄・煉獄・天国へと旅を開始する発端がうたわれている。従って、三つの世界それぞれについて、33歌づつの構成である。

『地獄篇』では、ダンテたちは、地下に降りる。地獄は、地下にある大きな空洞で、すり鉢の形をしており、すり鉢の表面に棚のように幾つもの段があり、そこはかなり広い。この段にある世界が地獄で、地上に近い部分から地下の最深部まで段=地獄の圏が続いている。ここでダンテは、段を一つづつ下に降りながら、罪を犯したが故、永遠に天国には行けないで苦しむ罪人たちの姿を見る。様々な罪に応じて、別の圏があり、下に降りるほど、重い罪となっている。九圏の地獄の最深奥、地球の中心に当たる、すり鉢の一番底には、氷があり、氷に逆立ちに半身を埋められた大悪魔ルチーフェロ(サタン)がいる。

『煉獄篇』では、ルチーフェロの傍らを通って、ダンテ達一行は、地球のなかに開いた地下道を伝って、地球の反対側、丁度、エルサレムの反対の場所にある「煉獄界」へと至る。煉獄界は、地獄に落とされるほどではないが、生前やはり罪を犯した人々が、魂を浄化されている。煉獄は、円盤型の世界を、大きな円盤の上により小さな円盤を積んだように、段階状になっている。これを「煉獄山」とも云い、下の段から順に、浄化された人は、一段上の段へと昇って行く。ダンテたちは、七冠の煉獄の段を上り、最上界・山頂の「地上の楽園」に至る。

『天国篇』では、これまで導いてきたウェルギリウスが、自分が導けるのは煉獄の山頂までだと云い、代わって、永遠の処女ベアトリーチェが、ダンテを導いて、天上世界へと昇って行く(ウェルギリウスは、キリスト出現以前に生き、敬虔な魂を持っていた善なる詩人などが住む「リンボー」という世界にいたが、ベアトリーチェの依頼で、ダンテを導いてきた)。天上世界は、プトレマイオスの地球中心の宇宙観に従っており、月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星、そして恒星までの第一天から第八天まであり、更にその上に、第九原動天がある。そして第十至高天(エンピレオ)があり、諸天使、諸聖人が、天上の薔薇を構成している。ダンテは、三重の三重なる至高者を前に、瞬間の見神体験を持つ。

質問した人からのコメント

2011/8/13 00:29:37

個人的に一番わかりやすくまとめてくれた人をベストアンサーとさせていただだきます。
ほかの方も回答ありがとうございました。

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har********さん

編集あり2011/8/1116:31:49

これ大矛盾があるのですがひとまずおいておきます。
大まかに言えば、ダンテがヴェルギリウスというローマの詩人の案内で地獄編34歌・煉獄編33歌・天国編33歌(きりよく100歌ですねダンテが几帳面なんでしょう)を見学するお話です。
また、この作品はラテン語ではなくイタリア語で書かれた点にルネサンス的評価が集まっています。

さて物語りはダンテの前にヴェルギリウスが現れ死後の3世界を案内するという荒筋です。地獄、天国はご存知でしょうから煉獄という聞きなれない場所を簡単に説明します。煉獄とは地獄に落ちるほどの悪行はしていないが天国にいけるほど善行をしたい無い亡者の世界です。ここでは自分を如何に良く見せるかの思想が蔓延し、向上心がありません。まれにそれに気がつく亡者は展開に案内されます。結果としてここの住人が一番多くなっています。やや暗い以外ほとんど現世と変わらない世界だそうです。ただ獄とつくので神代の世界ではありません。

次にさっきの大矛盾です。ヴェルギリウスはBC70-19の人でローマ建国史のアエネイスの著者です。つまりキリスト者ではないわけで死後改宗したとも聞きません(それどころかキリスト以前に亡くなっています)。証拠に各編にはローマの神が良し悪し無くでてきます。それをなぜ彼を道案内としたのかはなぞです。キリスト者であればパウロとか人間でもテオドシウスあたりが妥当と考えるのですが。
(キリストのキの字も知らない異教徒が案内役などという重要な地位を得られるのでしょうか?どうもダンテの人物選定には疑問です。その他は賞賛される歌です)

テキストは河出書房『世界文学全集』平川祐弘訳(昭和44年9月20日版です)

za9********さん

編集あり2011/8/1115:39:29

詩人のダンテが地獄から天国へと旅する話です。
フィレンツェの町を永久追放されたダンテは、寄る辺の無い放浪の旅を余儀なくされた。
そんな時、詩人ヴィルギリウスと出会い、ヴィルギリウスの案内で地獄
をめぐっていく・・・

それから先は、まだ読んでないのでわかりません。すみません

宝島社から出ている、「ドレの神曲」という本がなかなか読みやすくて、いいですよ。
ドレの版画の挿絵がきれいです。

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