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「君」と「僕」はいつから今の意味になったのでしょうか?

rin********さん

2012/7/921:02:14

「君」と「僕」はいつから今の意味になったのでしょうか?

現在では二人称と一人称の対等な組み合わせとして「貴方」と「私」、「お前」と「俺」、「君」と「僕」などが使われています。同じ歌のなかで二人称で「君」が出てきたら、対する一人称は「僕」というように。
しかし昔は「君」という言葉は「君主」というように支配者を表していて、「僕」も「下僕」「公僕」というように支配されるもの・虐げられる者を表し、対等どころか支配する者とされる者でした。今とはイメージが全然違います。
1.「君」が君主・支配者ではなく「あなた」のような二人称の意味になったのは、いつからですか?
2.「僕」が下僕・被支配者ではなく「わたし」のような一人称で使われたのは、いつからですか?
3.現在のように「君」と「僕」が対等な組み合わせで詩や歌などで使われるようになったのは、いつごろからでしょうか?
少しでも知ってるかたがいましたら、お願いします。

補足「君」は古代から二人称だったのですね。「君主」が先と思ってましたが、もしかして当時の支配者を表す「大君(おおきみ)」も「偉大な貴方」(二人称表現)が語源だったのでしょうか?英語も「ユア」マジェスティですし。

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編集あり2012/7/1021:23:51

(1)「君」は、『古事記』や『万葉集』の時代から、二人称として使われておりました。
この時代にはすでに、敬愛を表わす二人称表現とされておりまして、この伝統は現代でも雅語表現として受け継がれております。

(2)一人称を表わす「僕」の初出例は、1769年(明和6年)に成立した談義本です。
漢文では、それ以前から「僕」を一人称で用いることもございましたが、「ぼく」と読むことはなく、別の一人称代名詞(※たとえば、「やつがれ」)で訓読(くんどく)されておりました。
もともとは謙遜(謙譲)表現でしたが、江戸時代に一人称として使用されるようになった時点ではすでに、謙遜・謙譲の意識が著しく薄くなっていたようです。

(3)「君」と「僕」の対比に関しましては、『日本国語大辞典』の語誌欄に次のような概説が掲載されております。
・「〔『君』は〕江戸時代には〔中略〕口語的場面で謙称自称の『ボク』と対になり、武士階級同士で対等の立場で相手を呼ぶ語となった。これが明治時代の書生言葉に受け継がれ、現在まで、主として男性語として対等もしくは目下の相手に対して用いられている」。


◆ 間違っていた部分を訂正し、それ以外の部分も補筆いたしました。
たいへん申し訳ございません。 m(_ _)m


◆◆〈補足を承けて〉
「きみ(君)」は恐らく、古代において、「君主」という意味から、二人称を表わす代名詞へ変化していったものと推認されております。
ただ、そのような変化は『古事記』や『万葉集』が編纂(へんさん)された時代よりも更に遠い大昔、文字がまだ使われていなかったころに起こったことですので、その正確な推移を跡づけることは(申すまでもなく)不可能です。
以上、ご参考までに。

質問した人からのコメント

2012/7/11 22:48:31

成功 細かい部分までていねいに解説してくださって、ありがとうございました。「君」と「僕」の組み合わせはJ-popでもよく使われるので、はっきり分かって、とてもうれしいです。

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