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【民法】抵当権消滅請求と抵当権実行による競売における現金の移動について

tak********さん

2012/10/2220:03:01

【民法】抵当権消滅請求と抵当権実行による競売における現金の移動について

以下の事例の場合の金銭の移動はどうなるのでしょうか。いくら考えてもおかしな感じのことになります。

1.Aさんが1000万円をBさんから借りました。
2.Bさんは、1000万円を担保にするために自分のb土地に抵当権を設定しました。
3.Bさんはb土地を500万円でCさんへ売りました。
4.Cさんはb土地から抵当権を消滅させたかったので、Aさんに700万円を支払うと言って、抵当権消滅請求をしました。
5.Aさんは1000万円より少ない700万円では嫌だと言って、抵当権を実行し、b土地を競売にかけました。
6.b土地は1200万円で売れました。

このとき、Aさんは1000万円を手に入れることができると思いますが、残りの200万は誰に行くのでしょうか。
また、Bさんの借金はどうなるのでしょうか。Cさんは500万円を損しただけになってしまうのでしょうか(b土地を買ってすぐに失ったため)。
また、最終的にはAさんはBさんから1000万円を返してもらえるならば1000万円の利益が出るのでしょうか。

さらに、6.でb土地が600万円でしか売れなかった場合にはどうなるのでしょうか。

ご教授よろしくお願いします。

参考ホームページ
http://www.re-words.net/description/0000001695.html

参考条文【民法】

(抵当権消滅請求)
第三百七十九条 抵当不動産の第三取得者は、第三百八十三条の定めるところにより、抵当権消滅請求をすることができる。

(抵当権消滅請求の手続)
第三百八十三条 抵当不動産の第三取得者は、抵当権消滅請求をするときは、登記をした各債権者に対し、次に掲げる書面を送付しなければならない。
一 取得の原因及び年月日、譲渡人及び取得者の氏名及び住所並びに抵当不動産の性質、所在及び代価その他取得者の負担を記載した書面
二 抵当不動産に関する登記事項証明書(現に効力を有する登記事項のすべてを証明したものに限る。)
三 債権者が二箇月以内に抵当権を実行して競売の申立てをしないときは、抵当不動産の第三取得者が第一号に規定する代価又は特に指定した金額を債権の順位に従って弁済し又は供託すべき旨を記載した書面

補足alfa_alfa_alfalfaさん zac18617さん 大変迅速なご回答
誠にありがとうございます
auby7415さん 失礼しました

御蔭様で大分わかってきたのですが
ところで
Bさんの状態についてお二方のご回答が異なってますが
Bさんは結局1000万の借金のために1500万円を失ったのでしょうか
500万円で済んだのでしょうか


是非ともこちらの質問にもご教授願えませんでしょうか
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1295913732

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zac********さん

編集あり2012/10/2222:09:18

1.で借りたのはBさん、貸したのがAさんと言う前提で回答します。

競売余剰代金の200万円はその時点の所有者であるCさんに償還されます。CさんはAさんから入手した不動産を200万高く競売したのと同じ事になります。

Bさんの債務は抵当権実行でAさんが全額回収していますので消滅します。ただ、それはCさんが所有権を失ったことに起因するので、Cさんから500万円の求償を受ける事になります。つまりBさんは不動産を手放したことによって(500万円の代金を受け500万円の求償に応じて)、借金を免れたことになります。

Aさんはお金を貸したから1000万円の債権を有していたのですから、抵当権実行で1000万円が戻ってきても利益が出るわけではありません。

全体を通すと、Aさんは貸した金を回収し、Bさんは不動産を失う代わりに借金を消し、Cさんは入手した不動産の転売利益200万円を得て、競売の買受人が1200万円で入手したことになります。

なお、通常の場合、Cさんは抵当権消滅請求手続きが済むまでBさんへの代金支払いを拒否できますので、こういう事態にはなりません。

[補足へのご回答]
最初にご説明しましたよね。Bさんは不動産の所有権を失って、(500万円の売却代金を入手したが、Cさんに500万円を返済しなければならないのでチャラ)、1000万円の債務を消滅させたことになります。その他の損得はありません。
もしCさんに売っていなかったとすれば、競売価格の余剰代金200万円を入手できたのに、それが入手できなかっただけです。

Cさんは(500万円を払ったが求償で戻ってくるので)不動産の競売価格の余剰代金200万円を入手しただけです。不動産は単にCさんの前を通り過ぎただけです。何も損はしていません。余分の200万円は買受人が負担した、ということになります。

Cさんが求償できるのは、抵当権実行によって失った不動産価格ですから取得価格である500万円です。債権額の1000万円ではありませんのでご注意ください。

質問した人からのコメント

2012/10/22 22:14:05

感謝 zac18617さん alfa_alfa_alfalfaさん 大変迅速で丁寧なご回答誠にありがとうございます
やっとこの大疑問を理解することができました
補足の件に関してもお二方が分かれてしまったのでどうしようかと思っておりましたが

zac18617さんの最後の2行が決め手になり
ベストアンサーとさせていただきます。
alfa_alfa_alfalfaさん 大変なお時間をさいてくださり、誠にありがとうございました。ベストアンサーとせずに、申し訳ありません。

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alf********さん

編集あり2012/10/2221:47:55

ちょうど担保物件を勉強していたのでお答えします。

まず1、でAがBからお金を借りたとしていますが、金を借りたのはBであって、Aが債権者ですよね?済みませんが、これを前提とさせていただきます。

1200万円で売れたとき
残りの200万円は抵当不動産の所有者Cのもとに行きます。これは第三者の土地を担保とした場合(物上保証人のいる場合)と同様です。b土地について抵当権者Aの把握しているのは被担保債権額1000万円までなのでこれをこえる部分は所有権者Cが把握することになるからです。
次にBの債権ですがこれは全額消えます。抵当不動産が第三者に譲渡されても、抵当権自体はもとの債権を担保したまま存続するので、本件の場合C所有ながらいまだBの債務を1000万円の限度で担保していることになるからです。したがってBから1000万円の返済を受けることは出来ません。
Cですが、まず以上から損をしているのは500万円ではなく300万円であることはわかるでしょう(200万円は抵当権実行の余りとして受け取っているから)。しかしそもそもCは抵当権の存在について知っていたのであり、それを前提にBC間の売買契約を締結しています。すなわち本来ならば抵当権として把握される1000万円を本来のb土地の価額である1200万円から差し引いてこれを取得するべきなのです(もっともBが債務を支払う可能性はありますから、これを考慮するためここまで単純ではないでしょうが)。すなわちこの200万円の損についてはCの売買取引が下手だったからであるというほかありません。(なお567条による契約解除は可能です。しかしこのような場合Bにはめぼしい財産は残っていないので解除してもBから売買代金500万円全額帰ってくる可能性は少ないでしょう。解除した場合にはCはBに受け取った200万円を返還することになります)

最後に抵当権消滅請求ですがこれは抵当権者Aの同意を前提とするものであり、これに反してAが抵当権実行手続に踏み切ればCの抵当権消滅請求は奏功しなかったというだけで終わります。抵当権消滅請求制度はそこまで決して権利として強いものではないのです。


600万円でしか売れなかった場合
この場合600万円についてはAが受け取れます。Bに対するAの債権は1000万円-600万円で、400万円残っていることになります。したがって400万円についてAはなおBの債権者となります。
Cはこの場合ただb土地の所有権を失うだけです。
これについてのCの救済はやはり567条による解除となります。もっとも上記のようにこれを回収できないことが多いです。
CとしてはBとの売買契約における代金をもっと考えてつけるべきであるというにつきます。



質問者さんはおそらく抵当不動産の所有権が他人に移っていることに違和感を覚えていらっしゃるのかもしれませんが、抵当権は物権ですから第三者にその負担を引き継がせることができるのです。これを譲り受ける第三者としてはそのことも考慮して契約締結をしなければならないのです。


〔補足〕
すみません、なんか自分も混乱していました。
債権で見た場合、CはBに求償できます。これはBの債務1000万円をCが第三者弁済したためです。したがって1000万円全額求償できます。
Bは1000万円のAに対する担保付債務を失い、Cに対する同額の無担保債務を負っています。この点では債権状態では変わりません。
次に1200万円の土地を500万円で売却しているのでこの点においてはBは700万円の損害を出しているといえましょう。
経済的損失という点ではBは700万円の損害で担保付債権を無担保付債権としたといえると思います。
Cの損益としては1200万円の土地を500万円で買ったので+700万円、1200万円の土地を失い200万円得るとともにBに対する1000万円債権を取得するので、この点では差し引きゼロとなります。
Aにおいては特にいうことはないでしょう。

もっともCとしては抵当権実行されるような債務者に無担保債権を有していてもその実質的価値は券面額よりもずっと低くなります

aub********さん

2012/10/2221:06:57

とりあえずおちついてください。

まず、
>1.Aさんが1000万円をBさんから借りました。
つまりBが債権者、Aが債務者ですね。

>2.Bさんは、1000万円を担保にするために自分のb土地に抵当権を設定しました。
なぜか債権者Bが物上補償人になってしまいました。

>4.Cさんはb土地から抵当権を消滅させたかったので、Aさんに700万円を支払うと言って、抵当権消滅請求をしました。
>5.Aさんは1000万円より少ない700万円では嫌だと言って、抵当権を実行し、b土地を競売にかけました。
もう意味がわかりません。なんで債務者Aが担保権実行してんだ!

結論をいうと、「いくら考えてもおかしな感じのことになる」のは当たり前です。債権法を勉強する場合、債権者・債務者、貸した・借りたを読み間違えると大変なことになるので注意してください。

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