ここから本文です

心神は戦闘機なのですか?

hir********さん

2012/12/2700:08:56

心神は戦闘機なのですか?

閲覧数:
3,768
回答数:
5

違反報告

ベストアンサーに選ばれた回答

nan********さん

2012/12/2805:48:06

一見実用戦闘機の様な見た目をしてはいますが心神は戦闘機ではありませんし、戦闘機のプロトタイプでもなく純粋な技術実証機です。
心神をベースとした戦闘機の開発も計画されていません。


心神というのは単なる愛称で(現在は使われていませんが)、実際には先進技術実証機(ATD)と言います。
航空誌などでもATD-Xと書かれる事がありますが実際にはXは付きません。
ただ、心神という名前はすでにかなり浸透して通りが良いので今後も一般的に使用されるでしょうね。

心神は先進技術実証機という名前通り、戦闘機ではなく様々な新技術を実際の航空機としてまとめ上げるための実験機です。
心神をそのまま戦闘機や無人機として採用する計画もありません。
もちろんこれは将来の国産戦闘機、無人機に適用される事を見越して研究するためのものです。


このプロジェクトでは、これまで個別で研究が進められてきた各種の技術(ステルス・高運動形状、実証エンジン、先進レーダー、新統合電子戦システム、先進アビオニクスなど)を適用した航空機を作成します。
現在の予定では2014年度に初飛行を行い、2016年度まで研究・開発を行う予定です。

実証機として飛行試験に使用されるのが2年程度というのは少ないように思われるかもしれませんが、この機体は通常の開発工程のように試験でバグを洗い出すわけではないからです。
結果がどうあれ、これまで研究開発が行われてきた技術の実証データ収集が目的なので2年程度の実証飛行で十分だと考えられているのだと言えます。

以下は防衛省の資料です。
http://www.mod.go.jp/j/yosan/genkiwaku/pdf/2011/005.pdf



確かに心神自体はいかにも実験機というよりは戦闘機的な形状をしてはいますが、現実的に戦闘機として実用化するのは不可能です。

まず機体規模が小さく、全長・全幅共にT-4練習機程度の大きさしかありません。
これでは兵装搭載量はかなり限られますし、航続距離も実用戦闘機として不足しています。

機首が小さければ搭載できるレーダーの能力はかなり限定的なものになります。
レーダーの探知距離、探知範囲などの能力は電波発信機とアンテナ開口面積に比例します。
こんなに小型の機体では空対空戦闘でも対地攻撃でも能力不足のレーダーしか搭載できません。


心神にウエポンベイはありませんが、胴体を延長してウエポンベイを確保するのも現実的とは言えません。

戦闘機として使用するなら、現在空自が採用しているAAM-4やJDAMなどが搭載できなければなりませんが、多少心神の胴体を延長したくらいではミサイルや爆弾の搭載量は2~4発が限界だと言えます。
当然これでは実際の作戦行動に使用するには少なすぎます。

また、胴体の再設計でウエポンベイを増設した場合、機体の重心位置も変わってくるので主翼や尾翼の大きさや形状にも影響が出ますし、機首やエアインテイクからエンジンまでの空気流入路にも変更が出る可能性はあります。
ウエポンベイ増設のために内部の燃料タンクが圧迫される事になるので燃料搭載量もさらに減少する事になります。

ここまで全体に手を入れるとなれば、もうその時点で戦闘機の新規開発と同等の作業量が発生していると言えます。


価格についても、高度な電子機器やステルス性を保つための機体設計、塗料や電波吸収材などの加工などでも多くのコストがかかります。
また、ステルス機は運用コストも高いので、単に機体が小型だからと言ってトータルのコストが安くなると言う訳ではありません。
しかも日本の戦闘機定数では何百機も量産するわけにもいきません。(運用する基地もありませんし)



以上のように心神がそのまま戦闘機として発展していくことはありませんが、もちろん心神自体は将来の国産戦闘機、無人機に適用される事を見越して研究するためのものです。




また、現在、防衛省はアイファイターという将来戦闘機のコンセプトを発表しています。
この構想では将来戦闘機は2016年から開発作業を開始し、2030年前後での開発完了を目指しています。
http://www.mod.go.jp/j/press/news/2010/08/25a_02.pdf

防衛省の技術研究本部では去年の10月1日付けで「将来戦闘機プロジェクト準備室」を設置し、現在は上記の構想の具体化を検討しています。


実際にこの構想が実際の開発に移行した場合、適用される技術は心神で研究開発を行ったものがベースとなります。

もし心神による次世代技術の実証を行っていないならば国産戦闘機開発時に要求される全ての技術を一から開発しなければならないため、期間・予算共に許容できないレベルになってしまうと言えます。



心神自体は戦闘機ではありませんし、戦闘機として発展していくものでもありませんが、検証された技術は将来の国産戦闘機及び無人機開発に活かされることになります。

質問した人からのコメント

2012/12/28 22:40:06

降参 なるほど戦闘機ではないのですね。
皆さん回答ありがとうございます。

ベストアンサー以外の回答

1〜4件/4件中

並び替え:回答日時の
新しい順
|古い順

izu********さん

2012/12/2718:44:14

ATD-X、通称「心神」は戦闘機ではありません。戦闘機の試作機でもありません。


ATD-Xは先進技術実証機です。つまり実験機です。


世界中には、データ取りをするための実験機という航空機が山ほど存在しています。アメリカのX-シリーズが有名でしょう。それら実験機と、戦闘機の試作機とは別の存在です。



心神は戦闘機ではないし、戦闘機の試作機でもありません。つまり、完成したところでただの実験機です。その後に戦闘機に進化などしません。


戦闘機みたいな形をしていたら戦闘機、ではありません。それに相応しい性能を実現してはじめて戦闘機として活躍できます。心神はその性能を実現しません。なぜなら、ただの実験機だから。


なぜ戦闘機には成りえないのか、というと、まずサイズが小型過ぎます。現行の各国の主力機に比べればかなり小さいです。つまり、内蔵する燃料が少ないということ。そうなれば、航続距離は短く、短時間の作戦にしか就けません。また、ステルス機とはミサイル内蔵するのが大前提です。小型だということは、それらの数も大きく制限されます。航続距離が短くミサイル内蔵数も少ない航空機が戦闘機として活躍できるでしょうか?


さらに、戦闘機には大推力のエンジンが不可欠です。しかし、心神用として開発されているエンジンは小型練習機用の出力しか発揮できません。機体サイズが小さいので当然です 。


さて、それら弱点を改修すれば良いだろう、と思われるでしょうが、そうなれば、それは既に心神ではありません。また、根本からの大改修となるので、だったらゼロから戦闘機を試作した方が効率が良いでしょう。


つまり、心神にどれほど期待しても戦闘機にはならないのです。


↓こちらのウィキペディアの解説を貼ります。ご覧ください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ATD-X




ただし、30年後を見越して、防衛省は「将来戦闘機案」を発表しています。これもただの「案」ですが、もし、戦闘機を国産するならば、心神で得たデータを活用し、この将来戦闘機案で実現させることになるでしょう。


しかし、実現性は低いでしょう。予定予算が8000億円とされていますが、明らかに少ないです。最低1兆円は必要でしょう。また、予算を日本単独で負担できず、さらに技術面でもハードルが高いため、昨今主流の国際共同開発にするべき。しかし、武器輸出三原則により他国との共同開発は難しいです。三原則のさらなる緩和が必要です。



↓こちらで将来戦闘機案が見られます。

http://www.mod.go.jp/j/press/news/2010/08/25a.html


戦闘機開発の難しさは↓こちらで解説しました。ご覧ください。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1239784892


http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1196430361

mab********さん

2012/12/2707:15:56

違います。先進技術実証機ATD-Xです。
次世代の戦闘機開発に必要な技術である、ステルス性、高機動性を立証するための実験機です。
そのため、他の戦闘機に比べかなり小型となっています。

sap********さん

2012/12/2705:13:30

戦闘機ではなく「将来戦闘機を開発する際、どんなことができるかを実験・検証するための機体」です。
一言で言えば実験機です。

asi********さん

2012/12/2701:45:41

心神は戦闘機ではなく、将来の国産戦闘機開発の為の先進技術実証機です。

みんなで作る知恵袋 悩みや疑問、なんでも気軽にきいちゃおう!

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問は選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。

不適切な投稿でないことを報告しました。

閉じる