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60%という確率が正しいものかは分かりませんが、結婚が一握りの人間の特権だったことは確かです。 ●農村では、子どもに等しく財産を「分割相続」させると一つ一つの土地がちっちゃくなってしまいます。 なので主に長男一人に相続させる「単子相続」になりました。 それ以外の財産を持たない次男以下は、長男の「下人」として結婚も出来ずに一生を終えました。 なので、それを嫌って都会(江戸など)に飛び出す弟たちもいました。 ●ただし、江戸に出てきたからといって結婚できるとは限りません。 江戸では50%以上の庶民が「農」・「工」・「商」のどれにも属せない「雑業」といった職業形態だったようです。 具体的には、「日雇取り」(日雇い)、「棒手振り」(移動販売)、「屋台」、「くず拾い」といった現在のフリーターのような人々ですが、彼らは自分の日々の生活が精いっぱいでとても結婚をする経済的余裕は無かったでしょう。 江戸では男女の比率が不均衡で女性が極端に少ない都市でした。このことも結婚を困難にさせていました。 農村から都会に出てきた次男・三男も「雑業」にしか就けなかったでしょうから結婚はできなかったでしょう。 昔は現在より「出生率」が高く兄弟が多かったのにも関わらず、人口増加率は横ばいだったのは、このように結婚が難しかったからのようです。
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質問者からのお礼コメント
ありがとうございます。
お礼日時:2010/9/4 7:17