それは鋳造用語で「引け」と呼ばれる症状ですね。
シリコン型では、型が熱くなりすぎると製品部に出てしまうことがありますね。
溶けた鉛が冷えて固まるときには体積が収縮しますが、理想はジグ本体が先に固まり、最後に湯口(注ぎ口)が固まるのが最も良いです。
そうすれば、「引け」は湯口のところに出るので、切り落としてしまえば良いだけなので。
でも、シリコン型か熱くなってくると冷却の順番が変わると、先に湯口が固まって、後からジグ本体が固まる様になると、「引け」がジグ本体に出てしまう事があります。
対策は、本来は冷却の順番をコントロールしてやらなければならないので、理論的な話をすると長くなりますが、まあそれは置いといて、簡単な方法を2つ紹介しておきますね。
1.湯口と、反対側に湯上がりがあれば、その部分の体積をできるだけ大きくする。
そうすれば、固まると順番が変わります。
2.最初は上手くできていたなら、型を一回づつしっかり冷ましてから注湯する。
あと、裏技でも無いんですが、冷えたときの収縮が非常に少ない「活字合金」を使うという手もあります。
オークションでもよく、kgあたり数百円で出ています。硬質鉛と同じくらいの感じで使えますよ。
あと、途中から鉛が入っていかなくなるのは、反対側に空気の逃げを作ってないからでは?
型の写真でもあればもう少しわかるかもしれません。