知りたい情報がこれかどうかはわかりませんが、一応次のような事柄があるという事で、とりあえず参考までということで。
レーシングエンジン開発で知られる元N産、現在T大のH教授(その筋じゃ有名な人。知っている人は知っているはず)の著書によれば次のように述べているところはありますね。一部抜粋。
「実用的な燃料消費率すなわちBrake Specific Fuel Consumption(BSFC)は単位にg/pshやg/kWhを用い、1psあるいは1kWの出力を1時間出し続けるのに消費した燃料の重量で表す。このBSFCは燃料がどのように燃焼したかを問わずに、とにかくエンジンに供給した燃料の重量(g/h)を発生した出力で割ればよく、エンジン単体での燃費性能を表すのに便利で実用的な指標である。
一例として、120psのエンジンがあって、1分間に600ccの燃料を消費した。燃料の比重を0.74とした場合、BSFCは1時間当たりに使用する燃料のグラム数だから、まず1分間に消費する燃料の量を1時間当りに換算すると、600cc/min×60=36000cc/h。これに密度(実用上は密度=比重と考えてよい)0.74を掛けると26640g/h。これで120psを出しているので26640g/h÷120ps=222g/psh、これがBSFCである。」
もう一つ、車やモータースポーツ関連の書籍で有名だった旧山海堂(現在は東京電機大学出版局が再発行)のとある書籍によると、次のような式もあります。
「燃料消費率は1kWの出力を得るために消費される燃料流量(g/h)であり、次式で示される。
燃料消費率=燃料流量(g/h)/正味出力(kW) 」
ちなみに、一般的な値として、レギュラーガソリンの比重でおよそ0.73、ハイオクガソリンの比重でおよそ0.78程度のようです。