ベストアンサー
現に、11mのキャンピングトレーラーを住居にしている者です。 母屋が古びたことから、庭にトレーラーを導入しました。早い話が離れにしたということですね。 ただこの庭、実際登記簿上は筆が違って現況雑地ですが、トレーラーを置いても居住用住宅地とはなりませんから、別に税金が安くなるわけではありません。でも元々田舎なので、都会ほど高額な税額ではありませんから、特別なことをやる突き出し代だと考えて容認しています。 ライフラインは母屋から引き込んでいます。下水も母屋に繋いでいるため、タンクが溜まる度ディスチャージしています。そのため、トレーラー側の水回りや電気周りの設備はほぼ変更せず使用出来ました。 住み心地ですが、母屋のときはなんにつけてもとりあえず歩くことから始まったものごとに、手を伸ばすだけで着手出来るコンパクトさが功を奏して何事も早く進むようになりました。掃除もコンパクトゆえ大変楽で、掃除機を使っていません。トイレや入浴ですが、これは注意して元からタブシャワーバスの車を求め、風呂が無くなる違和感を取り除きましたので、ホテルのユニットバスのような感じで使えて、洗っている間も湯から出なくて良いことから大変温まり快適、トイレは便器を選んで新しく買い求め、一部切り取り加工をしてウォシュレットをつけましたからこれまた至極快適、ブラックタンクに落とすだけの簡易水洗状態ですから耳障りなザーザー音もないので来客のときも気になりません。 子供がまだ小さいのですが、自室に類するスペースが持てるように、これも注意して3キャビンレイアウトの車を求めたので、自分専用のスペースに大喜びしています。 日本は雨がちですから、スライドアウトがあるタイプは雨仕舞いに面倒がある切れ込みが増えることになるので将来が心配でして、こちらも元からそれらがないものを選びました。 母屋の向きが不便なので、並べてコンテナーハウスを置いて、トレーラとの間にシェードを掛けて土間にしました。収納は主にこれに任せて、トレーラーの方は広々使えるようにしています。 照明は12Vの標準の侭では薄暗いので、電球蛍光灯を随所に配置、邪魔にならないよう明るくしています。天井は手を伸ばせば届くので、上面管理は大変重要です。一寸出っ張りが増えるだけでも窮屈感が増すので。 キャンピングカーでもAクラス30ftオーバーなら同じような感じで快適に暮らせるものもあると思います。高くつきますがそういう設定でレイアウトをベスポークすることも出来、現に私のトレーラーは元々メーカーの標準設定にはないものです。 私的な観点ですが、キャンピングカーやトレーラーを、それだけドンと置いて住むというのは、日本という文化圏ではやはりかなり異端です。これはヨーロッパでも大体同じ感覚のよう。私の車は米国製ですが、そこでもこれを街中に置いて暮らす例は全く見掛けず、大体トレーラーサイトやモビルホームサイトといったコミュニティを利用しています。税制的なこととか決まり関係は余り気にすることはないんです。住民登録は何所でも出来ますが、私のように自地に置いたとしても住宅用地と認めさせるには足らないので税金が高くなるだけです。しかし建築よりもこうしたモビルホームの方が圧倒的に坪単価が高いので、同じように暮らす割に高いものにつくのは否めません。これは税金など小割で支払う額に比べると負担が大きく、住宅割賦も使えないので資金的な面で余計に掛かります。考えてみて下さい、同じ一千万円でも、住宅を建てローンを組めば30年とかで払えますが、モビルホームは36回支払いが限度で利率も猛烈に高く相当負担が大きいのです。さらに結局車ですから、保守はほぼフリーな建築に比べ頻度が滅茶苦茶増え、四六時中面倒を見ている感じになります。私は趣味なので平気ですが、住宅に慣れた上に自動車やボートやヨットの整備が自分で出来ない人にはたちどころに壁になります。専門家も少なく工賃も高額、部品は輸入品一本槍で都度輸入、一寸近所の大工を呼ぶという感覚では使えません。本場アメリカでもこれは同様です。 日本でこれをライフスタイルとするなら、少なくとも数坪の母屋を敷地に作り、ライフライン受け入れと諸契約登記はそれに預け、持ち込んだモビルホームはそれから全てを受け取る、あくまで趣味のモノ乍ら、結果生活はそこでやる、という感覚で実行するのが現実的だと思いますが、普通の暮らしを構築できる大きさは、幅は車の限度と同じですから相当の長さが要るもので、どうしてもそれを引き込める接道や段差のない条件の立地が必須、土地選びも人生設計のうちになって来ます。 私は二十年望み続けて漸くこれに辿り着いています。思い付きで始めるとあとが大変なスタイルです。
NEW! この回答はいかがでしたか? リアクションしてみよう
質問者からのお礼コメント
ありがとう御座います!参考になりました。 夢では終わりたく無いので・・頑張ります♪
お礼日時:2012/4/25 3:32
その他の回答(5件)
毎年キャンピングカーで10日間程連泊しています。今は勤めがあるので無理ですが、将来は温暖な田舎の市街化調整区域内で車の整備ができる(農業用)倉庫付の安い土地に電気と水道(または井戸)を引いて、夏は北海道、冬は沖縄で暮らす生活を考えています。気の向くままにお気に入りの場所で好きなだけ暮らし、飽きたら別の場所に移動できるのは、ある意味どんな豪邸よりも素晴らしい生活と思います。 問題はキャンピングカーはあちこち壊れることが多く、修理を他人に頼っていては修繕費が家よりかかってしまいます。機関部や下回りの定期的なメンテナンスは不可欠なので、これらを自分で行えるスキルと設備は必要です。あとは洗濯をコインランドリーに頼るとコイン代やガソリン代がバカにならないので、5kgの洗濯機とガス乾燥機を車内に設置、水タンクを400Lに増設して発電機Eu9iを搭載しています。LPGによる暖房と給湯は割高なので灯油ボイラー化し、ソーラーパネルを設置すれば完璧でしょう。これらの改造を記録した私のHPhttp://casita.homeip.net/rodeo/index.aspxにもぜひお越しください。
ID非表示さん
2012/4/21 17:10