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■今年の最大目標 ワールドカップで2位以内になり早々にリオ五輪出場権を得ることが今年の目標です。 現時点で決まっている出場国は、日本、アメリカ、中国、韓国、ロシア、セルビア。 実力的に日本は4~5番手で、2位以内は非常に難しいでしょう。 ロンドン五輪のようなバレー、即ち竹下・中道のセッターで、大友・荒木のようなMBを使い、新鍋をレセプションアタッカーに置くようなバレーではとても太刀打ちできません。 そこで眞鍋監督は『Hybrid 6』のシステムを追求し、うまくハマれば2位以内の可能性もあるが、ダメなら惨敗覚悟で、ある意味「賭け」に出るつもりなのでしょう。 そこで敗退したら、来年の五輪アジア予選兼世界最終予選で確実に五輪切符を取るべく、新鍋などの選手を招集するかも知れません。 ■パスヒッターの今季Vリーグレギュラーラウンドでの実績 ○サーブレシーブ成功率 新鍋理沙 74.7% 木村沙織 70.3% 内瀬戸真実 67.7% 高田ありさ 65.8% 鍋谷友理枝 55.0% ○アタック決定率 高田ありさ 35.1% 鍋谷友理枝 34.7% 木村沙織 33.6% 内瀬戸真実 32.3% 新鍋理沙 31.0% 新鍋はサーブレシーブ成功率は高いですが、いかんせん攻撃力が低く、攻守を含めた総合力で高田ありさ、内瀬戸真実。 セカンドセッターとしての役割で鍋谷友理枝の方が上と判断されたのでしょう。 特に鍋谷と内瀬戸はバックアタックが打てますので、この点で新鍋よりかなり優位です。 ■高田ありさの充実 Vリーグ2013/14シーズンでアタック成功率40%を超え、また20点台の攻防で勝負強さを見せ、27歳の年齢で全日本初選出されました。 昨年のモントルーバレーマスターズでは他の若手選手とはレベルの違いを感じさせる活躍で、早々に世界バレー出場を確かなものにしました。 その世界バレーでは、不運にも腰を痛め十分なプレーができませんでしたが、それでも新鍋以上の攻撃力とサーブ力を見せました。 もしこの故障がなければ、世界バレーでは高田が新鍋に代わってスタメンパスヒッターだったかも知れません。 後半の試合ではスタメンの新鍋をベンチに下げる場面が目立ち、眞鍋監督の新鍋に対する評価は落ちてきていたようです。 高田は今季Vリーグでは全日本の疲労が残っていたのか、なかなか調子が上がりませんでしたが、それでも全日本パスヒッターの中では最も高いアタック決定率を残しました。 ■内瀬戸真実の成長 世界バレーより先、WGPでも新鍋に代えて内瀬戸を試す場面がありました。 まだ国際大会での経験不足もあり、総合的なパフォーマンスで新鍋に及ばなかったため、世界バレーのメンバーから落ちましたが、パワーあふれるスパイクは新鍋以上のものがあることを印象づけました。 今季日立でも開幕当初はベンチスタートでしたが、その後持ち前の力強い攻撃力と、実戦を積むにつれ相手ブロックの対応もうまくなり、スタメンを勝ち取りました。 バックアタックも積極的に打ち、江畑幸子・高橋沙織が抜けて開幕前にはチャレンジマッチ確実かと思われた日立を5位に押し上げました。 内瀬戸は今季一番成長した選手ではないでしょうか。 ■鍋谷友理枝と石井里沙 Vリーグ2014/15シーズン開幕早々デンソーの鍋谷友理枝はツーセッターでトスを上げる。石井里沙はレセプションができセンタープレーもできると、眞鍋監督のシステムを意識したかのような布陣で、これらの選手のプレーのバリエーションの広さを実感しました。 石井はリーグ後半調子を落としてしまいましたが、鍋谷は全日本に選出されました。 ■『Hybrid 6』 眞鍋監督の構想には、守備◎、攻撃△、プレーのバリエーション× の新鍋より、内瀬戸・鍋谷の方が伸びしろが大きいと感じます。 リオ五輪で入賞程度の成績を収めるには新鍋は必要な選手かも知れません。 しかし銀あるいは金メダルを目指すのなら、新鍋を超える選手をパスヒッターに置く必要があるのです。 ■セッターについて セッターも同じことが言えます。 中道がセッターではワールドカップで2位以内、リオ五輪でロンドン以上の結果を残すことは厳しいでしょう。 竹下・中道を超えるセッターが必要です。 宮下を一人前に育て、更にもう一人身長170㎝以上のセッターを育成するべきでしょう。
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質問者からのお礼コメント
なるほど、 ありがとうございます。
お礼日時:2015/4/22 20:55