最長保有期間に関しては
建てる限月によって納会(期限)が異なる
取引所と銘柄によっては最大4年半先の納会の限月も建てられるが
国内の取引所だと最長で1年先までだし銘柄によっては最長で半年先まで
買いポジションならばマル代金を用意して現受けすれば荷を引き取ることも出来るが
余分な手数料がかかり
納会価格に対して消費税もかかるし
倉荷証券の維持費(10日ごと発生、時価)がかかるので
荷を受けた場合
投機目的ならばよっぽど大きな動きを捉えないと利益にならない
それ以前に旧穀を供用品として使用できる最後の納会で旧穀をつかまされたなら目も当てられない
場外で捌けなくもないが販路を持たない場違いが荷を抱えても
足元を見られて大損するのが落ちだろう
国内の場合、去年まで電子取引でも岡安が取り扱い全銘柄の受け渡しをすることができたが
今年に入ってやめてしまった
今では対面営業の会社で無いと貴金属以外の受け渡しをしてくれないし
対面営業、電子取引を問わず契約の時点で引き受けないことを文書で通知する取引員も少なくない
だから継続してある方向のポジションを維持する場合は
想像のとおりで
期近に回るたびに手仕舞いして
納会まで時間の余裕がある期先に新たに建て直す
当然このとき含みの損益は確定損益になります
このときネックになるのは手数料よりも鞘の方でしょう
上手に付き合えば利を伸ばすことも出来ますが
継続的なコストに関しては
現物を抱えない限りは
取引員が特別サービスの為の有料会員等に入らない限り
取引員ごとの規定の売買手数料以外のコストはかからない
お勧めの取引員に関しては1社も無い
ただ、個人的に長居する玉は岡地、岡藤から出している
以前は貴金属は豊商事から出していたが電子取引から撤退したので
持ち越す分は岡藤、当日切る予定のものはインヴァスト証券から出している
文脈から長期保有で日中煩雑な作業をしないようなので
財務体質がよく、法務リスクの小さな企業で
なおかつ手数料が安ければいいのだが
財務面に関しては行政処分中の岡地以外は不安が残る
証券会社のIDO証券やインヴァスト証券などは多少ましなのかもしれないが不安が残る
法務面は現行の再勧誘禁止の適用基準が緩められない限り
特例を除いて外務員が直接勧誘・受注を行う部署がないドットコモディティ以外はいつ行政処分を受けても驚かない
手数料に関しては電子取引にすればSBIフューチャーズ以外は1枚往復2000円以内に収まるし、
ほとんどの電子取引部門は1000円以内で収まるので
手数料に関しては
電子取引をする場合は日計り等の短期売買をするかた以外は気にする必要はないだろう
追記
商品ファンドに関しては、国内を対象としたものは
成績がいいものでさえ流動性低下を理由に撤退を続けている
組成や運用の担当者の能力の問題ではなく巨額資金を扱うには
現在の国内市場が瀕死状態で使えないというだけの話
巨額資金で扱えるのはかろうじて金くらいだろう
個人で売買するぶんにはまったく出来ていない銘柄でなければ
ー日計りでは致命的、それより少し長い短気売買では多少の痛手になるだろうけれどー
長期運用をする立場の人間の感覚ならば若干割を食う程度
むしろ気にもならないだろう
対象が国外のものに関しては購入や支払いがどこの通貨建てか確認して
通貨に対してのヘッジを掛けておかないと
現地通貨建てでは利益になったが円建では損になることも珍しくない