システムを止める必要などありません。 ※ 止めた方が望ましくはありますが。 sda が一台目の HDD sdbが二台目のHDDかと思いますので( sd が種類で、それに続く a や b や c がそれぞれ一台目・二台目・三台目を示します)読み替えてください。 現在 sda1 / （ルート） sda1 /var （ルート上に作成されているディレクトリ） sda1 /usr （ルート上に作成されているディレクトリ） sda2 /boot sda3 /swap 変更後予定 sda1 / （ルート） sda2 /boot sda3 /swap sdb1 /var sdb2 /usr とします。 まず、sdbを必要に応じてパーティション分割します。 ※ fdisk / partd / gpartd などのコマンドを使って行ないます。 /var 用と /usr 用のファイルシステムを作成します。 ※ mkfs(e2mkfs)やgpartdを使って行ないます。 望ましいのはここでsingle user modeに以降して以下の作業を行なう事です。 ※必須という訳ではありません。 システムの動作中は /var 以下へ書き込むプロセスがあるかと思いますので、一部のログを失うのは困るとかいう場合にはサーバプロセスを止めた方が良いです。 その辺りは構わない場合には割り切って行なっても良いかと思います。 それと、一般ユーザでログインしている場合には作業する root以外のユーザはログアウトしておいた方が良いです。(ファイルを書き込むのもありますし一時的にホームディレクトリがなくなり切り替わるので) 新しく /var にするファイルシステム・ /usrにするファイルシステムをコピーします。 # mount -t ext3fs /dev/sdb1 /new_var # cd / # cp -rpf var new_var # sync ; sync # umount /new_var # mv var var_old # mount -t ext3fs /dev/sdb1 /var ※ /var_oldは後で削除しても良い /usr に付いても/var 同様に行なえば良いかと思います。 次回起動時に新しい構成になるよう /etc/fstab を新しい構成用に修正しておきます。 システム止める時間が多少増えても構わない場合には、シングルユーザ環境で作業されると良い(その方が望ましい)です。逆にシステム止める時間を短くしたい場合には事前にスクリプト化しておいてスクリプト実行で行なったり、次回起動時にシングルユーザの段階でスクリプトを実行するよう変更して置けば良いです。