1. 最近、日比谷高校を目指す中2の人向けにアドバイスを書いたものがあります。数学については、ほとんど同じ内容なので、ぜひとも読んでくださいね。私のアドバイスは、日比谷高校の入試問題、受験生の学力状況を意識して書けたものだと自負しています。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1156362656 今までは学校の授業だけだったと。だから授業も余裕だし勉強をしないということもあったかもしれないね。しかし、入試問題をみてもらうと分かるように、学校の授業だけでは入試問題を解くということは無理です。これからは、心機一転して勉強していかないと、やはり都立日比谷高校の入試問題は解けなくなります。 弟が日比谷高校を目指す中2生の家庭教師をしています。とっくの昔に中3の内容を終えています。日比谷を目指すということは、彼がライバルになるということを意味しています。相当に頑張らないといけないということが分かるかと思います。 なので、「未学習単元が多くてやる気になりません」では、ダメなんですね。 2. とはいえ、他の人向けに上の回答でも書いたのですが、日比谷高校が求めていることは、何も難問をバリバリ解ける力ではないんですね。基本的・標準的な知識を使いこなすことのできる実力、そしてバランス力が必要なんですね。最初から飛びぬけた天才でなくてもいいわけです。 ただし、自分でやるべきことをきちんと勉強することは必要ですよ。私は、「今のままでは日比谷高校には受からないかも」という危機感を持って、カリキュラムに則って勉強を頑張ることができれば、日比谷高校に合格できるだけの力は十分につくと信じています。 それと、他の方には申し訳ありませんが、『高校への数学増刊号 日日のハイレベル演習』（東京出版）については、日比谷高校を目指す場合は優先順位は低いと思っておいてください。いたずらに難問集を使って勉強するよりも、標準問題を解く解法を駆使できるほうが大切だと思っています。 3. 内申点については、そんなに神経質になる必要はないと思います。一般入試に関していれば、内申45点中（実際は「換算内申」を使います）、40を下回っている人も多いようですね。日比谷高校を目指した勉強をしていると、授業中は少々力を抜いていても定期テスト前に少し勉強するぐらいで評定「5」は取れますし、実技4教科は不器用でも授業・課題を頑張ることで、評定「4」以上をもらっている感じです。 4. 数学については、まずは中学3年生の先取りを終えてくださいね。この春休みは、『未来を切り開く学力シリーズ 中学数学発展篇 方程式と関数』（文藝春秋）を始めてみてくださいね。 英語については、中3範囲が未習であれば、長文読解の勉強にも入っていけません。春休みは、『中3英語をひとつひとつわかりやすく。』（学研）を使って、ざっくり予習をしておいてくださいね。 数学・英語について未習分野があると、日比谷高校に向けた勉強もすすめていくことができません。やや易しめの教材を自学自習することで、勉強する習慣をつけて欲しいと思います。 5. 学校の先生は、指導熱心な先生でよかったですね。国語の記述問題も採点してくださったわけですから。これから、問題集を解いていって分からない部分もたくさん出てきます。どんどん先生に質問を持っていって、先生も一緒に考えてもらいましょう。 なお、国語の点数については、なかなかいい点数だと思います。国語力はあるんだから、勉強をすれば、他教科も、これからどんどん伸びるんじゃないかなぁと思っています。 6. 知恵袋からでも、塾なし進研ゼミなしで日比谷高校や都立立川高校の合格報告をもらっています。やるべきことをきちんとできれば、十分に受かるんですね。ただ、早い時点でスタートを切らないと、途中からでは相当にハードな勉強になってしまいますよ。 危機感を持ったら、早めにスタートを切って、頑張っていこうぜ!!