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窒素酸化物はディーゼルエンジンにおいて高圧になればなるほど発生しSCRが出ると聞きましたが高圧になると逆に窒素酸化物がでやすいのはなぜか教えてください。

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皆様もありがとうございました。勉強します。

お礼日時:2012/4/22 9:03

その他の回答(2件)

silence_suzuka1101jpさんへ >窒素酸化物は >高圧になればなるほど発生し ん? 高温ではないでしょうか? まあ、燃焼室の中での話ですから、高圧に成れば必然的に高温に成り、本来は結合しない筈の窒素と酸素が結びついてしまう、と言う事なのですが。。。 どうも、絶対温度で2千度位に成ると結びつき始めてしまう様ですが、これは着火後も燃料の吹き込みが続く拡散燃焼が関係していると見られてます。 噴霧する訳ですから、燃料液滴1粒1粒の外側から燃えて行く時に、局部的に高温が発生してしまう。だからNOxが生成されてしまう。 一方、着火した火炎の中を後続の燃料が潜って行く際に、燃え易い水素分だけ先に奪われ、燃え残った炭素同士が手を繋ぎ合って巨大化し、黒煙の素と成る煤に成長する、と言う事です。 ですから、過給を活かし、圧縮比の設定を下げて「低温燃焼」に移行する事で、NOxの生成を抑えられる訳です。し、吸気クーラーでしっかり冷やしてから吸入させたい訳です。 が、冷間始動時のみならず、Turbo過給での低負荷時で過給圧が足りない時にも、燃えが悪く成ってホルムアルデヒド等を垂れ流す様に成ってしまうので、圧縮比の設定を低下させる事は、やりたくても中々出来ない事だったのです。 仏ルクレール戦車に搭載のハイパーバーディーゼルの様に、電動で回転をアシストするTurboなら、先ずは回転させて過給圧を上げ、その熱々の空気を吸わせる事で始動性を確保する、という手段によって、小型軽量大出力を達成出来たりするのですが、コンプレッサーからタービンへ直接バイパスしてしまう空気に直接燃料を吹き込んでたりする(これで先ず自立回転させる)ので、日本の自衛隊では燃費を考えて採用を断念した、という話が今に伝わっています。 SKYACTIVE-Dでは、ディーゼルには本来不要なスロットルバルブによる吸気絞りと、排気弁閉じ時期可変機構によって、シーケンシャルTurboにしても過給圧が上がって来ない領域での、燃焼温度上昇策が採られる事で実用化に漕ぎ着けました。 でも、本当ならスーパーチャージャーとTurboの多段過給にすべきなのです。(そう成ると、ロス無い過給圧制御手段が未だ確立していない) ガソリンエンジンの様に、理論空燃比で余剰酸素を排出しなければ三元触媒がNOxを乖離出来ます。しかし、最大でも吸気の3割方を余らせる位しか燃料が吹き込めないディーゼル(それ以上に濃くするとNOx黒煙両方の急増を抑えられない)では、その分の余剰酸素によって乖離出来ませんので、尿素水を吹き込むSCRや、NOxを吸蔵する触媒を使う様に成っていますが、燃費悪化や変換効率・寿命・コスト・容積や重量等が問題に成っている、、、のが現状です。 <追加> サクッと「低温燃焼」と書いてしまいましたので、そこをもう少し記述します。 大昔にコマツで行われた実験から。 6D110:直6、7L、2弁、圧縮比13.6のエンジンに、Turbo2段過給。吸入マニホールドにロータリーバルブを設置して、吸入を途中でスパッと止められる構造に改造。(本当は吸気弁の閉じ時期を変えたい) これを運転し、普通のエンジンの様に下死点後20°でバルブを閉じる設定としておくと、 吸気温 t1:90℃ 圧縮終わり温度 t2:681℃ 燃焼開始温度 t3:1033℃ 噴射終わり温度 t4:1717℃ 膨張終わり温度 t5:941℃ という結果に成りました。実質的な圧縮比は11.2。 これを、ロータリーバルブの閉じ時期を早めて行くと、実質的な圧縮比が7.6に下がった状態では t1:90℃ t2:597℃ t3:918℃ t4:1727℃ t5:977℃ もっと早めて圧縮比4.8に下がった状態では t1:90℃ t2:544℃ t3:844℃ t4:1712℃ t5:985℃ と、燃焼終わりの最高温度は変わらないのに、全体的な温度が下がって行く事が判ります。 結果、高温に晒される率・時間も減るので、NOx生成量が減って来るのです。 勿論、これで全て賄える訳では無いので、サルファフリー軽油が流通し出す前は腐蝕摩耗急増で使えなかった、NOx抑制の切り札であるEGRも利用します。 そのEGRも、すれば黒煙が増える。と言う事で、過給による空気過剰な燃焼にする事が、ディーゼルの排ガス対策の第一歩なのです。

空気中に75%も含まれる窒素が酸化されるからです。 低圧低温化では反応は起きません。