1.
都立国立高校については、進研ゼミだけだとちょっと対応できないかなぁと思います。というのも、都立国立高校は、国立高校の先生方が作成した都立自校作成問題(英数国)が出題され、問題のレベルもなかなか難しいからです。
ただし、市販の教材を使って勉強していけば、都立国立高校に合格できる力をつけることはできるので、必ずしも塾に通う必要はないかなぁと思います。塾を利用する場合は、自分ではできないこと、例えば都立自校作成問題を取り組むときのノウハウなどは、中3の後半に日曜特訓講座などを受講して、吸収すればいいんじゃないかなと思います。
2.
注意しないといけないことは、自校作成問題で、英語は長文読解が中心の出題、数学は中3の後半で学習する単元が集中していることです。学校の授業の進度で勉強してしまうと、英語は長文読解の勉強がほとんどできずに、時間内に長文が読めなくなることもあります。数学では、自校作成問題レベルの問題を解くトレーニングが全然できないです。
この点が、塾に行くメリットなのかもしれませんね。とはいっても、塾では、中3の難しい内容を6ヶ月で勉強する超スピードで勉強するので、ものすごくたいへんなんだけどね。
この辺を考えると、中2までに中3までの内容を一通り勉強しておいて、入試で勝負ポイントになる英語の長文読解や中3数学の後半に、1年間たっぷり時間をかけて勉強するのが、いいやり方かなぁと考えています。
むしろ、塾では、中1の内容は中1の1年間、中2の内容は中2の1年間、難しい内容の中3はなぜか超スピードの半年で勉強するわけですが、中2の内容はまだ楽なので、中2のときから中3の内容を自分で勉強していくほうがいいんじゃないかなと思います。
この点で、塾よりも、自分で勉強するほうが、有利なのかなぁと思います。中3は最上級学年で忙しいのに、ハードな勉強を短時間で勉強するのはかなりしんどいです。
このことを理解して、自分で勉強をすすめることができれば、塾に行かなくても十分に都立国立高校に合格することができると考えています。
ちなみに、知恵袋でも、塾に行かずに都立のトップ高校を目指している人が何人かいますが、基本的に中2の段階で中3までの英語・数学の内容を一通り終えている人が多いです。
具体的に、どういう市販教材を使って勉強していけばよいのかは、また相談してくださいね。
3.
内申点については、入試で使われるものは「中3の内申」になりますが、実技教科で評定4になっていますね。実技教科は1.3倍の処理がなされるので、苦手だといっても一所懸命に頑張ることで、1つぐらいは評定5を取るようにしてみてくださいね(素内申42、換算内申47)。
この1年間、助走期間だと考えて、評定5を目指せるように頑張ってみてくださいね。