あなたは善良な人なので、敢えて申し上げますが、【この財布の中に”落とした当時”何が入っていたかを知っているのは落とし主だけ】だという事を、肝に銘じて下さい。 必ずしも、落とし主が嘘をついているとは限りませんし、嘘をついているかも知れません。 拾ったのは、実はあなたが２人目だったのかも知れません。 １人目がいくらか抜いている可能性も否定はできないのです。 どっちにしても、あなたは拾った時点の中身しか知らないのです。 こういう危険を避けるために、落し物や忘れものには近付かないという人も少なくありません。 また、最低でも警察に届け、決して落とし主には届けないという人もいます。 警察へ持ってたんなら、抜いている可能性は低いだろうという世間の評価です。 ここにもうひとつの落とし穴があるからです。 落とし主の所在によっては、その財布なりを持っている時間が長くなり、遠い場所へ行く可能性もあります。 そんなときに、何等かの事情で職質等受けたら疑われる危険が大です。 「交番へ持って行くにしては方角が違う！」 「なんで、すぐに届けないのか！」 遺失物法第４条前段【拾得者は、速やかに、拾得をした物件を遺失者に返還し、又は警察署長に提出しなければならない。】 とっとと警察！ ってことです。 次回以降肝に銘じて下さい。 で、今後は自分の主張を貫く。 もっとあったというなら、それを証明するのは相手ですからね。 あなたには、何の証明義務もない。 しつこいなら、警察の相談窓口で恐喝未遂で相談を。 向こうが先に警察へ行ったら厄介かも知れません。 （まぁ、警察が向こうの言い分をアッサリ認めるとは思えませんが。）