お義母さんの仰るとおりです。 「米を研ぐ」とは、米の表面についた肌糠を取ることですが、肌糠の下には米の澱粉層があります。 澱粉が水に溶けると、水が白く濁ります。 つまり、肌糠がすっかり取れても、まだ水が濁る要素があるのですよ。 もちろん、米が吸水して膨らむと、ある程度のところで澱粉の溶け出しが鈍って、水が濁らなくなりますが、 水が完全に透明になるまで研ぐ＝肌糠を通り越して澱粉層まで研ぎ取ってしまう、ということになるので、 折角の栄養と旨み成分の一部をわざわざ捨てて、お米の味を落としてしまうことになります。 ですから、最初真っ白だった研ぎ汁が、半分透き通って下のお米の姿が大体見えるかな～くらいで止めておくのが、おいしく炊くコツですよ。