皇民の墓、すなわち神道の墓として建てられているからでしょう。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1431523719 神道の墓は「奥都城」もしくは「奥津城」と書いて「おくつき」と言います(ちなみに陸の神は奥都城、海の神は奥津城)。上部の四角スイ部分やなど、角度に少しずつ違いがあったりしますが、「上が四角スイ」という特徴をどれも持っています。 戦時中は宗教は平等ではなかったので、神道は仏教や他の宗旨よりも立場が上だった。なので、お寺の墓地なんかでも、この神道の墓を見ることもできます。お寺も強く反対できない時代でした。国民全体が自分の意思でそういう方向を向いていた時代ですから。 ↑ここまでは私の知る知識です。 ここからは推測ですが、戦地で亡くなられた方は一般市民よりも尊い存在だったかと思われます。国のために工場などで働く女性でさえ「軍属」として市民の中でも立場はよかった時代です。その尊い存在を、より尊いカタチで弔うには、当時は「神道の墓」というのが一番と考えられていたのでしょう。なんてったって天皇陛下は神道のオヤカタですから。遺族は、その立派さや尊さを尊重して神道型の墓にすることが世間一般で定着していたのではないか、と思われます。なので、必ず階級や位階も書かれていると思います。時代や世情がちがって、墓の形が違っても、個人を偲ぶキモチは一緒だと思ってます。