都立墨田川高校の推薦入試はとても厳しかったですよね。もともと文化・スポーツ枠があるために一般枠が少ないところを多くの人が押しかけて…、よほど幸運の持ち主で、たまたま作文がうまく書けた人しか、受からないでしょうね。もともと落ちて当たり前の試験でした。
しかし、misamisa_gtさんは、落ちたときの悲しみを乗り越えて、すぐに一般入試に向けて前向きに転換できました。これは、とても大きなプラスだと思います。他の人は、推薦入試の失敗をズルズルと私立高校の入試まで引っ張ってしまって、学力が下がってしまいますからね。
misamisa_gtさんの換算内申は、都立本所高校の他の受験生に比べてとてもいい数字です。他の受験生に比べてかなりリードできています。換算内申43なら、2010年の入試問題レベルで、500点満点中210~220点で合格ラインに入ってきます。そうですね、偏差値45ぐらいの生徒でも十分に取れる点数ですね。これも、本所高校が、内申:学力=4:6の内申点重視の高校だからですね(3:7ではないよ)。
都立東高校のほうにうつります。東高校の女子の倍率は、予備調査の段階で2倍を超えている人気校ですね。今年の入試の難易度も上昇するものとして、いくらか調整した得点を使って計算を行います。東高校は、内申:学力=3:7の学力重視タイプになっているので、とてもいい換算内申の有利性が少し下がってしまいます。2010年の入試問題レベルで、500点満点中270~280点ぐらいで合格ラインになってきます。偏差値52程度あれば大丈夫かなぁと思っていますが、家庭の経済的状況からどうしても私立高校には進学できない事情があるなら、悩んでしまうところですね。
過去問をやっていて、得意教科で60点、65点が取れる、苦手な教科でも50点はキープできている、こういう状況が続いているなら、都立東高校を受験してもいいのかな。
経済的状況も絡んでくるので、もう一度保護者の方と話し合ってみてください。そして、国からの就学支援金に、都からの助成金を考えたら(両方とも支給されます)、経済的に私立高校の進学も大丈夫だよという方向なら、思い切って都立東高校を受験していってもいいですね。
今日は、とてもとても残念だったけれど、ある意味、挫折という貴重な経験もできました。挫折を克服することで、素敵な人間へと成長していきます。
もう少しだから、頑張ろうね。