う～ん、難しい話ですね。 というのは、じゃあ太っ腹で金離れのよい上司が「器が大きい」ということになるのでしょうか？ 飲み会でお金をたくさん出す人がいい上司なんでしょうか？ 可処分所得という表現がありますが、部長さんクラスになると、もちろん平社員よりははるかに給料は多いけど、家のローンや子供の学費やらで、人によってはお小遣いを減らされて、それに加えて取引先との付き合いのゴルフや飲み会で多額の出費が必要で、さらには部下が多ければ多いほど冠婚葬祭での出費がかさみます。可処分所得は意外に多くないものです。 部長のかっこよさ（？）は、楽しい時にはあまり関係ありません。失敗した時に自分が責任者として責任を取るとか、敗軍の将が兵を語らないこと、それでもミスをした部下には適切な教育をすること（部下から嫌われたくないために部下をしからない上司、って結構多いです）、そういったところにあるのではないでしょうか？ もちろん、世の中の大多数の部長さんや課長さんは、白鳥のごとく、水面下ではお金がなくてひいひい言いながら、財布からすぱっと１万円を出しているんですけどね… （そう思うと、本当に大変なのは家を預かる奥さんかも） さて、そういうおちょこ上司との付き合い方としては、陰では何を言ってもいいから、まずは持ち上げることです。豚もおだてりゃ木に登る、と言うでしょ？ それと、意外に比較に弱いので、よその部署の部長さんと比較して、「（あなたもよく頑張っていてナイスな上司ですが）もうちょっとここをこうすればあの部長よりも確実にファンが増えます！」みたいなことを言えばＯＫですね。 なお、 >部長という役職ということもあり、メーカーからクレームがくれば、いますぐ>結論をだせとまくし立てます。 >今進行中のプロジェクトも急いでいるので、お昼までにきちんと報告します>といっても、 >いますぐ！いますぐ！となかば強要です。 というところは微妙ですね。会社というものは基本的にお客様が神様なので、クレーム時などは、本当に何を差し置いても対応をする必要があることもありますから。 ただ、本当にそうだとしても、言い方はありますよね。「かくかくしかじかの理由で、本件は今すぐ対応が必要だ。だからみんな今やっていることを一時中断して本件に対応してくれ」と言えば、部下は納得できますよね。 つまり、「納得させてくれれば、私たちは頑張って働くんですよ」という姿勢であることをわからせてあげることが必要ですね。飲み会の時などに、上記のような「今でも十分いいけど、こうすればもっと良くなる」方式で、仕事の指示にもうちょっと納得性をだしてくれたらもっとよくなるんです、と申し上げればよいでしょう。 これができるようになったら、もうどっちが上司かわからないようなコントロール状態にできるかも…、というのはちょっと言い過ぎかな？