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「防寒対策」や「防犯対策」といった日本語、おかしくないですか? 「防寒」だけで寒さを防ぐという意味がありますし、「防犯」だけで犯罪を防ぐという意味があります。 「対策」という言葉を

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お礼日時:2013/2/16 21:45

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「防寒対策」や「防犯対策」といった日本語はおかしくないか? いやぁ、ビックリしました。 先行コメントの方が引用しているNHKのサイト(http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/kotobax3/pdf/079.pdf)の文章って、当方が昔書いたことにそっくりです。こんな偶然ってあるんですね。 ・「○○対策」の○○には,「暴力団対策」「紫外線対策」などのように,本来【好ましくないもの】【克服すべき対象】が入るはずだ ・節電のため冷房の入っていない電車の中で,暑さをしのごうと首のまわりに保冷タオルを巻くことこそ,まさに「節電対策」 ・とりわけ目立つのは,「防〜対策」「省〜対策」「節〜対策」などのパターンだ 当方が書いたこと(抜粋)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ここで考えなければならないのは、「○○対策」の「○○」に入る言葉の性質。 どうも、「よろしくないもの」「難儀なもの」が入る傾向がありそうだ。 ↑に並べたものは、ほぼそうなっているはず。 (略) 少しひねって考えると、OKかもしれない。たとえば、「節電対策に保冷剤をタオルで包んで首に巻く」はアリかもしれない。 節電目的でエアコンを使わない状態を考えてほしい。これは「節電(のための)策」。暑さをしのぐために、保冷剤を活用する。これは「節電」のためのエアコン不使用への対策と言える。つまり「節電対策」(笑)。 (略) 方針をかえて、「節電」と同様の言葉を探す。 【節○】 節電←電力不足対策 節水←水不足対策 節税←税金対策 節煙←??対策 【防○】 防寒←寒さ対策 防犯←犯罪対策 防虫←害虫対策 防災←災害対策 防水←水濡れ?対策 【除○】 除菌←菌対策 除湿←湿気対策 除雪←雪対策 除草←雑草対策 除霊←霊対策 【省○】 省エネ←エネルギー不足?対策 省力←??対策 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ここまで似ていると……笑うしかありません。 ちなみに当方がこの件について書いたのは2011年06月04日ですから、半年ほど先行しています。 この程度のことは誰でも考えつきそうなんで、コトを荒立てる気はありませんが(笑)。 詳しくは下記をご参照ください。 http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2724.html 本題に関しては下記をご参照ください。 ↑のNHKのサイトとほとんど同じ趣旨ですが……(笑)。個人的にはかなり異和感がありますが、「間違い」とまでは言えないでしょう。 突然ですが問題です【日本語編46】──防寒対策 節電対策 復興対策 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n141367

「対策」は、ある状況や相手に対応してとる方法や手段と辞書にありました。 「防寒対策」は、「防寒」に対応する方法や手段。「防犯対策」は、「防犯」に対応する方法や手段。 という理解でよいかと思います。 実際問題として、「対策」という言葉は、方策という意味と対抗策というふたつの意味で用いられてきたのです。 つまり、「対策」は、measures という意味で使われる場合と、countermeasures という意味で使われる場合がある、そのような理解が必要な語なのです。 なぜ、このようなことになったのでしょう。はっきりとした理由はわかりませんが、これは日本語だけの問題ではないような気がします。 というのも、中国語では「地震対策」を「防震対策」「抗震対策」のように表すのです。 日本語は中国語から大なり小なり影響を受けていますから、「対策」もご多分に洩れないということなのかもしれません。

巷のウンチク博士が乏しいウンチクを披瀝しておられますが、 NHK放送文化研究所のホームページに適切な解説が掲載されていますので、引用します。 ことば(放送用語) > ことば・言葉・コトバ 2012年01月01日 「節電対策」は,間違いか? http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/kotobax3/pdf/079.pdf ・・・(前略)・・・ 「○○対策」の○○には,「暴力団対策」「紫外線対策」などのように,本来【好ましくないもの】【克服すべき対象】が入るはずだという発想が,その違和感のもとになっているようだ。「○○対策」とは,「○○の害が及ぶのを避けるため」あるいは「○○に打ち勝つため」の「対策」なのであり,○○に【実行すべき目標】が入るのは,おかしいという考え方である。この考え方にのっとって「節電対策」を強引に解釈すれば,例えば,夏場,節電のため冷房の入っていない電車の中で,暑さをしのごうと首のまわりに保冷タオルを巻くことこそ,まさに「節電対策」ということになる。 ・・・(中略)・・・ 「防犯対策」や「防寒対策」,「セキュリティー対策」など,これらは,いずれも,「暴力団対策」「紫外線対策」の使い方とは異なっている。とりわけ目立つのは,「防~対策」「省~対策」「節~対策」などのパターンだ。すべてというわけではないが,国や自治体など,行政機関が使い始め広がったケースが多いと思われる。 「節電対策」に違和感を持つ人たちの主張に,もし律儀に従うのであれば,防犯対策は「犯罪対策」,防寒対策は「寒さ対策」,セキュリティー対策は「コンピューターウイルス対策」などにそれぞれ置きかえなくてはならない。それにならえば「節電対策」は「電力不足対策」とでも言うことになるのだろうか。 しかし,「節電対策」と「電力不足対策」では,その言わんとするところには,かなり違いがある。「具体的にこんなことをすれば,節電につながりますよ!」という呼びかけのニュアンスが,良くも悪しくも「節電対策」には,含まれていないだろうか。 このような使われ方がされる要因はいくつかありそうだ。「○○(を推し進めるための)対策」を省略したと考えることもできるし,「対策」の意味を「対応策」から,より範囲が広い「方策」の意味でとらえていると考えることもできるかもしれない。いずれにせよ,これを間違いだとするのは,いささか無理があるだろう。 この種の「○○対策」について,多くの人は,「安全対策」に見られるよう,定着した用法ととらえ,気に止めていない。ただ一方で,中には誤用だと強く主張する人もいる。 異る受け止め方がある以上,このことばの取り扱いには,慎重な「対策」が必要かもしれない。 <補足>「放送研究と調査」(月報)2011.11月号(NHK出版・発行)に掲載した記事をPDF化して、ホームページに掲載したもののようです。

【「防犯対策」って変では?】 同感です。 「防犯対策」は泥棒の考えること、 「節電対策」は浪費(浪電?)したい人の考えること、 と思えてしまいます。 しかし、NHKにはこのようにありました。 > 対策”ということばには、“状況や相手の態度に応じてとる方法や手段”という意味があります。たとえば、「紫外線対策」「熱中症対策」のように、“対策”の前には、具体的な問題や本来好ましくないものがきますよね。しかし、“対策”の前に“実行するべき目標”のようなことばが入ってしまうと、「節電対策」は“節電に対して対策する”というような、おかしな意味になってしまうのでは?というのが違和感の元になっているようです。 > “防犯”に“対策”がつくと、“犯罪を防ぐ策”という意味とは逆の意味になってしまうのでは? > その一方で、“対策”の「対」には“応じる・答える”という意味もあります。このことから考えると、「節電対策」は「節電に応じるための策」、「防犯対策」は「防犯に応じるための策」と捉えると、表現として間違いではない、といえるのかもしれません。 http://www.nhk.or.jp/kininaru-blog/125487.html 「対」はそうでも、「対策」には、 現時点ではそういう意味はないと、当方は思うんですが。 ただ、日本語には他にも、一見つじつまの合わないような表現が存在します。 「お湯を沸かす」……沸かすのは水で、結果がお湯なのでは? 「ご飯を炊く」……炊くのはお米で、結果がご飯なのでは? これについては、こちらの解説がわかりやすかったのですが、 http://www.tt.rim.or.jp/~rudyard/misc006.html その中で、一般論として本件(○○対策)に当てはまるのかもしれないと思えたのは、 > どちらか片方だけが正解ではなく、両方とも「あり得る」のです。 という点でした。 「○○対策」について納得しきれたわけではありませんが、 少し譲歩して考えてみようかと思います。