>そこまで歌に影響するのでしょうか？・・・・彼女の場合、そこまでどころか、かなり影響するでしょう。 私も難聴になる前は無理解でしたからあなたの疑問もわかるし、紅白を見ていないが浜崎あゆみの音程がズレていたと言うのも理解できます。 私の場合、両側に難聴があり通常、左耳に補聴器をして日常生活をおくっていますが補聴器をした状態と外した場合でＣＤを聞いて見ると、外した場合、テンポが速くなります。（テンポが速くなったように感じる。私は補聴器を外した場合でも正常な方の半分以下の聴力ですが両側で聞こえます。） ＞もう片方で聴けば、普通に聞こえるのではないですか？ 『試しに片方の耳に耳栓をして見れば』と言う意見がありましたがはそんな単純じゃない。 聴力には耳（外耳）から聞く気導聴力の他に耳の周りの頭蓋骨に伝わる振動から聞き取る骨導聴力があります。 これが歌手である彼女には致命的になるかもしれません。 外耳や中耳などの障害による難聴の場合、気導聴力が低下しても骨導聴力には影響しませんが彼女のように内耳に障害がある場合、気導聴力、骨導聴力がともに低下します。 この場合、骨導聴力による聞き取りの影響が大きい『自分の声』ががわかりにくくなるか、聞こえなくなります。 補聴器をすればいいじゃないか？と言う声が聞こえてきそうですが『音や声の伝達機能』に障害があるタイプの難聴（伝音性難聴）の場合は確かに補聴器が有効ですが『音や声を感じ取る機能』そのものが失われるタイプの難聴（感音性難聴）には補聴器は限界があります。（私自身が補聴器の限界を痛感しています。） もし、本当に左耳の内耳が全く機能していないのであれば補聴器も全く役に立ちません。 又、左耳が機能不全になるほどダメージを受けているのであれば同じ条件下にあった右耳に問題がないとは私には思えない。 軽くても右耳にも難聴があると考えるのが自然的です。 自分の周囲だけではなく自分の声すらもわかりにくくなるのですから歌に影響しないはずがありません。 いずれにしてもこれまでと変らない歌手活動をするのであれば厳しいものになるでしょう。