自分の事と重なってしまい、涙をこらえて回答しています。誰が悪い、何が原因…これが分かれば子育てなんて簡単です。どんな親だって、娘に良かれと思って何かを伝え、行動するのです。その時、そのひと言がどれほどお辛かったか、私には痛いほど分かります。 私にも娘が二人、長女は何故か、どこでそうなったのか、何度も何度も反芻するのですが、分からないのです。娘とはいえ別の人格なので、完全に全てを同じく接したのか、と言われれば、そうではなかったかもしれませんが、長女は全てに冷静で、幼い頃から理系の典型でした。どんなに買い与えても、お人形やアクセサリーには目もくれず、パズルでばかり遊んでいました。時代錯誤かもしれませんが、女の子だし、そこまで高い学力は望まず、自分と同じコース、私立の女子中、高、大学をと思っていましたが、ある日私もグサッと刃物で刺されるような一撃を受けました。 ●お母さんのようにはならない 実際はもっと辛辣で冷酷なもの言い…そのとどめに、私の母校を侮辱しました。 ●私があそこを受けるって…名前を書いた瞬間不合格にはなれない ひどいでしょう？‼ 確かに、女子大は不人気。あの頃よりもうんと易しく、あり得ないような大学と併願されているのは事実ですが、非常に、非常に、傷付きました。(笑) 反対に次女は、何でも甘えて来る、女の子らしい物を欲しがる、私の指輪やアクセサリーを「私に全部ちょうだい」と言う。子猫のように可愛いんですね。学校であった事を何でも話してくれるし、長女は今、男の子が圧倒的に多い学部に入り、父親と同じ職業を目指していて、たまに電話で話していると、男の子を呼び捨てにしていたり、唖然とする態度です。 回答として的確かどうか自信がありませんが、最近は、こう考えるようにしています。娘と言えども半分は他人なのだと。 長女は最近、奥さんが欲しいと言い出しました。(苦笑)水を得た魚のように、男の子みたいになって、イケ面を養って家事全般をさせたいそうです。これ、実は、私が一番嫌いな、というか、仲良くなれない同性の典型的なキャラなんですね。 だから、どんなに悔やんでも、嘆いても、決してこれが原因、誰が悪いという事を明確には出来ない、それならば、決して見捨てるわけではなくても、娘は自分と違うのだ、と認めるしかないんでしょうね。 娘が小さい頃の写真を見ると、涙が出てしまいます。あの時のあの子が、一生分の親孝行をしてくれた、そして、私を超えるほど伸びてくれた、そう思うと、これもまた奇跡かしらと思えてくるんですよね。 お嬢さんが母となった時、必ず何かに気づいてくれると思います。