大家が家に入るのに理由が要るか？ だって？（笑） 何も知らない土地持ちってのは困ったもんだな。 大家だからこそきちんと理由を用意して来いって話だよ。 たとえ理由があっても、今回の様なことが理由なら何ぴとたりとも賃借人の許可なく入室することは出来ないよ。昔は大家が各住戸のカギを預かるのが当たり前で、あたかも特権でもあるかの様に勘違いをした大家が自己都合的な理由（修繕工事や家賃の回収とか）で店子の部屋に立ち入ることも少なからず有った様だが、今は（本当は昔もだが）そんなことをしたら大問題になってしまう。法的な観点からもプライバシー保護の観点からも許されない。最近では大家や管理者が各住戸のカギを持たないケースが増えている。今回の様なトラブルを防ぎ、もしもの時に大家としての責任を追及されない様にするためだ。分譲マンションの場合も、緊急対応用のカギは各戸キーを警備会社に貸与してキーボックス等で管理させるのが主流。管理用のマスターキーを作ったり、管理会社にカギを預けたりする様なことは殆どしなくなった。 例外的に賃貸人が賃借人の承諾なく入室できるケースは、室内で漏水や火災などが発生している場合など緊急性がある場合に限られている。今回のケースにおいては、元々は貴方の家で使っている洗濯機の配管不具合があり、それが下階（？）の住戸の漏水か何かの原因として候補に挙がっているという背景がある。そういう意味では、些か急ではあっても「今すぐベランダを確認させてくれ」という管理者の要望に対しては、賃借人としても協力する必要はあったと思う。でも、前述の通りそういう場合でも賃借人の承諾なくしての入室はＮＧだよ。 厳密に言えば住居侵入罪（刑法１３０条）に該当する可能性もあるが、では本当に警察沙汰にするのかという疑問はあるね。今回の様なことが常態化し、大家が今後も当たり前の様に合鍵などを使って侵入してくる様なことが続けば、法的な問題にせざるを得ないのかも知れないが、今の話を聞いた限りではそこまでの状況とも思えない。相手も感情的になっていたからこそ、冷静に親御さんの話が聞けなかったのだろう。俺に言わせればむしろ、その「感情的になっていた」せいで暴言を吐いたり、不誠実な態度に出たことの方が問題だと思うけどな。理屈に照らせば貴方の認識通り、相手の行動は理に適っていない。身勝手で無知な大家だってことだよ。その程度の相手だと割り切れば良いのであって、対応を強いられたせいで仕事に遅れた程度の実害しか無いのなら、警察沙汰にするという発想は非現実的だと思う。