他の方と同意見ですが、付随意見です。 勿論質問されたら第一志望です、とお答え下さい。 付随意見 ①あくまで貴殿が新卒の場合、第一志望です。が答えです。 新卒の方の場合、他も受けていて迷っていますとは社会人経験自体も無いのに何が分かるのかな？と面接官の方は疑問に感じるからです。 但し、転職の場合は質問されたら「いくつか他もあたっております」と答えるのも失礼にはあたりません。 と申しますのはまず面接官の方からすれば応募者はいくつか併願していると考えますし、事実皆かけもちで受けています。 それを第一志望だと言い切られるとかえって柔軟性が無いのでは？と違う受け取る面接官の方もいらっしゃるからです。 よって、事後貴殿がもしどこか他の事務所に移りたい、あるいは企業法務部に転職してみたい、とお考えになったときはこの点もご承知おき下さい。 ②私は企業法務部経験者です。 企業法務の目から見ても、一口に法律事務所といってもそれぞれ得意分野不得意分野がかなりはっきりしております。 よって、貴殿の得手不得手によって、同じようにみえる法律事務所でも優先順位が変わってくるからです。 ⅰ．大手法律事務所の場合 M&A、渉外法務案件が多いです。となると貴殿が語学力を活かしたいのなら優位。 ただし、同じ渉外案件が得意な事務所でも中国に滅法強い、ドイツに滅法強い、アメリカに滅法強い等、分かれるため貴殿の得意な語学力に合わせて優先順位を決めるのも手。 また、M&Aが多い＝パートナー弁護士主導のもとでアソシエイト弁護士が複数人でデューデリジェンスをひたすら行う。とすると、パートナー弁護士の力が非常に強く上下がハッキリしており、結構人間関係の部分では気を使うかもしれません。 福利厚生はしっかりしています。 ⅱ．個人法律事務所の場合（弁護士数１～２人） 個人事務所の場合はどちらかというと町医者的存在。幅広く法務の分野に携われるけれども、個人の破産案件を扱うことがやや多く、クライアントへの接し方が非常に重要になります。 渉外法務案件を扱うことは少ないでしょう。と申しますか、渉外案件を扱うこと自体がかなり難しいのです。 ⅲ．弁護士数１０人程度の事務所 少々意外かもしれませんが、最近注目の弁護士は結構こういう事務所にいることが多いのです。 ある分野、例えば●●法だけに非常に強く、日経のランキングにも常に上位になる等です。 そうすると特定分野のスペシャリスト中のスペシャリスト弁護士の下で働け、貴殿御自身の勉強に相当なることは確か。 ※弁護士事務所の特徴はその弁護士事務所にHPがあればそこの所属弁護士執筆の論文タイトルを読めばおおよそ分かります。 以上ご参考まで。