実は、日本の出生届けは、性別を保留にした「空欄」状態で出すことができ あとから性別を決めることができます。 このことをご存じない親御さんや病院の先生も大変多いですし 出生届けの用紙はいかにも「男か女どっちかに丸をつけないと出せないように見える」状態になっているため 「なんとしても14日以内に性別をどっちかに決めなきゃ！」とあわててできる限りの検査して その結果から適当に性別を決めて届けを出し さらにその戸籍上の性に合わせた性器手術をしてしまうことが多いのです。 しかし、両性具有の場合「成長するにつれ、徐々に戸籍とは違う性別の身体に育ってきたり ご本人の性の自認が戸籍とは違う性になる」ということも珍しくありません。 （幼少期のうちに親や医者が「こっちは要らないだろう」と判断して取り去ってしまったほうの性に ご本人の性の自認がなってしまうこともあります） 戸籍上の性別や実際の身体、本人の性自認に隔たりがあると、あとで（学校の制服など・・・）大変苦しむことになることも多いため 両性具有や性染色体が定型方じゃない人々の代表者の方の著書では 「性は保留にできるので、簡単に戸籍上の性を決めないで！」 「本人の性の自認がはっきりするまで、何もわからない子供のうちに勝手に周囲の判断で性器の手術はしないで！」 と強く主張しておられます。