昔話から出たものです。 内容はこんな感じです。 若い百姓の男が畑仕事をしながら、嫁がないことを嘆いていたら「私と一緒に住みましょう」という声が聞こえました。 声のする方を見ましたが、タニシしかいなかったので、そのタニシを家に持ち帰り、水瓶に入れておきました。 それから毎日畑仕事から家に帰ると、誰かがご飯を作って置いてありました。 不思議に思った男が隠れて家の様子を見ると、タニシから若くてきれいな女性が出てきて、ご飯を作っていました。 その男は、タニシ女を嫁にしました。 しかし、悪い役人に嫁を奪われ、悔しさのあまり、男は死んでしまい、青い鳥になりました。 その鳥が悲しい歌を歌ったという内容です。 この話にはいろいろとバリエーションがあり、男が嫁を取り戻し、出世したというハッピーエンドのものがあったり 母が間違えてタニシを捨ててしまったというものもあります。